昨年、異物問題などでマイナス評価を被ってしまったマクドナルド。この影響で客足が遠のき、今年1〜3月期の連結決算は、最終損益が145億円の赤字(前年同期は12億円の黒字)となりました。
131店を閉鎖し、営業時間を短縮するなど様々な攻防戦を繰り広げるマクドナルドですが、“攻”の一貫としてYouTubeに安全性を訴えかける動画を投稿しているようです。
裏側がわかる動画!工場の様子を徹底的に公開
食材紀行「チキンマックナゲット 工場の6つのこだわり」篇
6つのこだわりは以下。実際の映像を交えながら説明しています。
1、厳格な衛生管理
2、二種類の管理区分を設定
3、床清掃の専門スタッフを配置
4、完全清掃を可能にするキャスター
5、プロによる厳重なチェック
6、慎重な出荷前検査
食材紀行「チキンマックナゲット 工程」篇
チキンマックナゲットで使われる鶏肉は、主にタイで加工されているそうです。工場の様子がよくわかります。
際どい質問ばかり!
ネットで飛び交う噂に社員たちが答えます
見える、マクドナルド品質「ミミズ肉が使われているって本当ですか?」
10年以上も前から噂が絶えないミミズ肉説。もちろん答えはNO。社員の方が「牛肉100%です」と断言しています。
見える、マクドナルド品質「牛肉の産地は証明できますか?」
使われている牛には、一頭一頭にタグがついているそう。出荷時の箱には工場や農場の名前まで記載されているそうです。
見える、マクドナルド品質
「マクドナルドのバンズは腐らないって本当ですか?」
それはあり得ないと断言する社員。ネットで拡散された腐らないバンズの実験動画もその場でチェックしています。カビが生えるのは湿度と温度の条件次第。カビが生えない条件であれば、同社の製品でなくてもカビが生えることはないそうです。
見える、マクドナルド品質
「異物混入を防ぐためにしていることはなんですか?」
業績不振の理由にもなった異物問題。これを防ぐために、作業服についた汚れを粘着テープで取ったり、エアシャワーを利用するなどさまざまな対策が行われているそうです。
見える、マクドナルド品質
「ポテトの品質管理は、実際に何をしているんですか?」
ポテトに使われるじゃがいもは、目利き社員や特別な機械によって何度も品質チェックが行われるそうです。
5年前にYouTubeの公式チャンネルが解説されたマクドナルド。異物問題が起こるまでは更新頻度も少なく、投稿されている動画はハッピーセットのおもちゃに関するものが多かったようです。
ところが、最近は頻繁に更新されており、動画のほとんどは“安全性”を伝えるものばかり。「動画」は国民に伝えるための大きな手段だと判断していることが伺えます。今後のマクドナルドの動きに注目していきたいですね。
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