白銀の世界に、ペンギンとの生活、そして天空の神秘オーロラ。そんな素敵な空間で働くことができたら・・・なんて思ったことはありませんか?
今回は、誰もが一度は夢見る「南極」の世界を動画で覗き見したいと思います。意外なことだらけの「南極のお仕事」を中心に、動画を交えながらご紹介しましょう。
南極の暮らし
冬場は氷点下40度を記録することもあるという南極。室内の暖房はもちろん必須で、外に出るときはたとえ数メートルでも足先から頭まで全てを覆うそうです。
ゴミなどは細かく分別して全て日本に持ち帰り、排泄物は細菌処理をしてキレイになった水として海に流すんだとか。南極の暮らしについては、こちらの動画をご覧ください。子どもたちが通う学校があったり、銀行があるというのは驚きですね。
つづいて、南極大陸にある昭和基地の周辺を外から撮った映像。雪上車や南極観測隊の生活の日常風景を見ることができます。
南極の主な仕事
南極で働くひとびとは、主に「南極観測隊」に所属しています。南極観測隊は、天気や地学、生物を研究する「研究者」と研究者たちを支える「設営」の2つに大きくわかれているそうです。
《研究者の仕事》
氷や雪などの気象や、アザラシ・ペンギンなどの生物、それからオーロラなどを研究している人がいるそうです。このような研究者が、南極観測隊の半分をしめているんだとか。
《設営》
設営とは、上記の研究者たちを支えるお仕事。安心して観測できるように、さまざまな形でサポートしています。
南極で働きたい人は、「南極観測隊」になるのが最も近道だそうですよ。それ以外に、同様の研究をしている北海道大学や広島大学、京都大学の学生さんなんかもいるそうです。
料理人や医師、大工まで!南極観測隊「以外」の仕事
南極観測隊を中心に、南極にもさまざまな人々が暮らしているため、生きていく上で必要なものは一通りそろっているそうです。
たとえば、「食事」は極地で暮らすひとたちにとっては重要な役割。きちんと栄養をとらなければならないですし、毎日同じものだと飽きてしまうため、何でも作れるプロの料理人が2名ほど常駐しています。それから、小さな病院もあってお医者さんも2名ほどいるそうですよ。盲腸などの小さい手術ならできるほどの設備が整っています。
南極の食事にフィーチャーした映画『南極料理人』
先ほど「南極での仕事」でも記載しましたが、極地での料理は重要。きちんと栄養をつけること、観測隊が飽きないように毎日違った料理を出すことが大切です。
料理人の募集は、南極観測隊が行うこともあれば自分がつとめているレストラン(会社)からお願いされることもあるそう。南極料理人になりたい人は、フレンチや中華などひとつのジャンルを極めるのではなくいろんなジャンルを作れるようにしておくことが大切なようです。YouTubeでは300円で『南極料理人』をレンタルできます。予告編は無料なので見てみて気になったらぜひチェックしてみてくださいね。
イギリスが期間限定で南極の郵便局員を募集
今年の2月、英国の団体「南極遺産歴史トラスト」が期間限定で南極の郵便局員を募集しました。給与は5ヵ月で100万、過酷な応募条件(電気はない、トイレはバケツなど)だったものの、応募が殺到。
ちなみに、郵便局の様子を「南極遺産歴史トラスト」が動画で公開しています。