レストランで食事が運ばれてくるまでの待ち時間は、意外に退屈。そんな退屈を紛らわすために仕掛けた、「ある工夫」が世界中で話題になっています。
まずは動画をご覧いただきましょう。今まで見たことのない、ファンタジーの世界に私たちをいざなってくれます。
小さなシェフ
仕掛人は、29歳のクリエイター
Filip Sterckx(フィリップ・ステルクス)
先ほどの映像は、プロジェクションマッピングを使って表現したもの。手がけたのは映像作家兼ビジュアルアーティストのFilip Sterckx(フィリップ・ステルクス)氏。
学生時代に制作したショートフィルム『Stroom』は、ロッテルダム国際映画祭やハンブルグ国際短編映画祭、ルーヴェン国際短編映画祭などで上映され、一躍有名になりました。現在はさまざまなアーティストのMVを手がけるほか、プロジェクションマッピングを専門とするチーム 「Skullmapping」を結成し、活動の幅を広げています。
Filip Sterckx氏が手がける、その他の作品はこちら。
Delirium
Thinking out of the box
他にもあった!「食事×プロジェクションマッピング」の
幻想的なコラボレーション
冒頭でご紹介した「小さなシェフ」以外にも、食事とプロジェクションマッピングのコラボ作品がありました。
◆スペインのレストラン「Hard Rock Hotel」
スペインのイビサにあるレストラン「Hard Rock Hotel」では、プロジェクションマッピングを使った“新たな食事”を味わうことができます。個室の空間・テーブル・壁・音響が料理のコンセプトごとに変化し、お皿の上だけでなく、部屋全体で料理を堪能できるのです。正に究極のエンターテイメント!
1日(夜)12名限定で、1人あたり2,000$と大変高価ですが、アトラクション感覚で経験してみるのもいいかもしれませんね。
Teaser Sublimotion (Mayo) 2014
◆日本のレストラン「9STORIES(ナインストーリーズ)」
「食事×プロジェクションマッピング」の幻想的な世界を、日本でも味わうことができます。渋谷区にあるレストラン「9STORIES」では、江ノ島水族館の「ナイトアクアリウム」などのプロジェクションマッピング演出を手がけるネイキッドのアート作品を楽しむことができます(ディナー限定)。
窓の外に雪が降ったリ、丸いお皿に反応して波紋ができるなど、目で見て楽しめる要素が満載です。
雪が降っています#9stories #プロジェクションマッピング#new version
Posted by 9stories(ナインストーリーズ) on 2014年12月2日
丸いお皿に反応して波紋が‼︎こんな仕掛けも楽しめます#9stories #代々木上原#代々木八幡#プロジェクションマッピング
Posted by 9stories(ナインストーリーズ) on 2015年3月17日
《9STORIES ナインストーリーズ》
住所:渋谷区元代々木町22-3
TEL:03-6407-1096
最新テクノロジーとのコラボレーションで、退屈な待ち時間が楽しくなったり、いつも以上に食事を楽しめるようになりました。みなさんも、極上のエンターテイメントを堪能してみてはいかがでしょうか。
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