空いているドアからご乗車ください・・・まもなく発車いたします・・・お荷物お引きくださーい!ドア、閉まります・・・都市部では毎朝おなじみの光景。そう、通勤ラッシュです。ぎゅうぎゅう詰めにされて、職場の最寄り駅までガタンゴトン。私たちにとっては「日常」ですが、外国人から見ると日本の通勤ラッシュの様子は驚愕すべきもののようです。いつも乗ってる側だとわからないものですが、客観的に見ると一体どれだけすごいのか・・・今回は通勤ラッシュ時の映像をご覧ください!電車は走るよ、僕らを乗せて。
「世界の駅の年間乗客数ランキング」では日本がTOP23を独占!
そもそもなぜこんなに電車が混んでいるのか。それは世界一電車を使っているからです。エンタメ・ニュースメディアのSpotlightがYouTubeに公開した動画「世界の駅の年間乗客数ランキング」によれば、TOP23 位まではすべて日本の駅なんだとか。世界で人が乗り降りする駅を上から順番に並べたら、23番目まで全部日本です。
動画を見る前に、「世界の駅の年間乗客数ランキング」ベスト3を発表しましょう。あなたが毎日利用している駅があるかも・・・?
《3位:池袋駅》
第3位は東京の北側のターミナル、ドラマやアニメの舞台としても有名な、池袋駅。年間乗車人員9億2597万6165人、一日あたり約253万人が利用しています。JR、私鉄各線共に埼玉方面との接続が強い池袋駅。最近ではおしゃれなお店も多く、「住みたい街ランキング」で上位に名前が挙がる、人気の街となっています。
《2位:渋谷駅》
第2位は若者の街、渋谷駅。年間乗降人員11億3198万340人、一日あたり約310万人が利用しています。渋谷は池袋とは逆に、東急東横線、田園都市線など神奈川方面との接続が強い駅。また、センター街には日本中から若者が集まり、一年中活気に満ちあふれています。
《1位:新宿駅》
さあそして第1位は、予想通りと言いますか、ギネス認定済み「新宿駅」です。年間乗降人員は12億8105万9845人、一日あたり約350万人が利用しています。新宿は中央線、京王線、小田急線と東京西部と都心をつなぐターミナルであると同時に、日本一の高層ビル群をはじめとしたオフィス街や大歓楽街歌舞伎町を抱えるため、この順位も納得です。各種地下鉄の乗り入れも多く、広大な駅はまさに迷宮。迷ったらなかなか出られません。
TOP3の特徴は、ベッドタウンと都心を結ぶ駅であること
この3駅は、いずれも人口の多いベッドタウンと都心を結ぶ駅であることが、通勤ラッシュを読み解くポイントではないでしょうか。高度成長期以降、地方からの人口流入により都市圏の人口は爆発的に増えました。それに伴い、都市域が郊外に拡大したのですが、アメリカなどと違って都心部に駐車場スペースが少なく、また道路も渋滞が慢性化している日本では車通勤よりも時間に正確な電車通勤が好まれたのではないでしょうか。企業側でも車通勤を認めないところが多くみられます。また郊外から都心への路線は迂回路線が少なく、ひとつの電車に人が集まりがちなのも混雑の原因と言えそうです。
外国人が撮影した、日本の通勤ラッシュ2連発
日本の駅が混雑する理由について、なんとなく理解したところで、早速動画をご覧いただきましょう。今回ご紹介するのは、「外国人が撮影した」日本の通勤ラッシュの様子です。外国人にとっては、思わず動画を撮りたくなるような光景なんでしょうね。
1、西武線
まずは西武線の朝の様子。時期が分からないので新宿線か池袋線かわかりませんが、いずれにせよとんでもない状況。ぎゅうぎゅうあふれた人を押し込める様子は正気の沙汰とは思えません。いつもは当たり前に乗っている満員電車も、こやって見てみると、ゾッとしますね。
2、東急田園都市線 溝の口駅
つづいては、人気のエリア東急田園都市線です。閉まらないドア・・・続々と駅員さんが集まり、数人がかりで押し込みます。一仕事終えた駅員さんたちですが、一息つく間もなく次の電車がやってきたアナウンス。すぐさまホームに散っていきます。
おまけ:上には上があった、電車の上にも乗っちゃう「インド」の通勤ラッシュ
さて散々日本の通勤ラッシュがすごい!と、言ってきましたが上には上がいます。それはインド。電車の屋根に乗るのは当たり前。窓からぶら下がる強者も多数います。まさに「混沌」という言葉がピッタリです。
海外から驚かれる日本の通勤ラッシュ。普段乗っているときは気づかなくても、こして俯瞰して見てみると恐ろしい光景ですね。いつか、通勤ラッシュが改善されることを願って・・・明日からまた頑張りますか。
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