カジュアルウェアブランドのユニクロ。日本は去ることながら、独自の経営戦略で世界進出にも成功しています。
YouTubeを見てみたところ、日本版・アメリカ版・イギリス版など国ごとに公式チャンネルを開設し、それぞれ内容の異なる動画が公開されているようです。
その理由は何なのでしょうか。人気の動画を比較しながら、考察してみましょう。
日本
『MOTER MAN remix (ユニクロ~御徒町)』
日本では、ユニクロ御徒町店のオープンを記念して作られたPVが人気のようです。作詞・作曲・歌を担当するのは、「♪次は~御徒町~」のフレーズで人気を博したアーティスト、SUPER BELL”Z。カジュアルブランドらしく、ユニークで親しみやすい動画なのが特徴です。
アメリカ
『UNIQLO HOLIDAY 2013』
軽快なBGMに合わせ、ユニクロの商品たちがラッピングされるシンプルな動画です。11月22日に公開されていることから、クリスマスシーズンに向けて「プレゼントしよう」という意味合いで作られたものと考えられます。
イギリス
『UNIQLO x Deviation: Polo』
イギリスの国営ラジオ放送局BBC RADIO 1の看板DJを務め、クラブDJやプロデューサー業も手がけるBenji Bが出演するドキュメンタリー風映像。カッコ良く、クールな雰囲気です。
動画の違いは、「ユニクロ」に対するイメージの違い?
日本でユニクロといえば、安価で手軽に着られるファストファッション的なイメージです。ところが、動画からもわかるように海外ではクールでオシャレなブランドというイメージがあるようです。
海外の掲示板では、「アメリカではユニクロ着ていると褒められるのに、日本では何も言われない」というエピソードも存在しました。
そして、まだ動画は公開されていませんが、オーストラリアの店舗では日本よりも少し高値で売られているそうです。土地の値段も関係しているそうですが、少々高くても買いたくなるほど、人気があるそうですよ。
このように、同じ商品でも国によってイメージが異なるものは多いです。最近では、小学生のランドセルがオシャレアイテムとして大人達に人気なようですから。
ひとつのイメージにとらわれるのではなく、その場所に合わせてプロモーションをすることが大切ですね。