スマホの普及により、動画の「縦・横」の概念がかわりつつあります。横で見るのが当たり前だった従来。YouTubeやvimeo、ニコニコ動画などあらゆる動画サービスが横を前提としているのがわかりやすい例ですね。
ところが、先日弊社が公開した調査「動画は縦?それとも横?」の結果からもわかるように、スマホで動画を見るときは「縦」という人が増えつつあります。そして、最近は「縦で見ること」を前提とした動画サービスが続々とリリースされています。その事例をご紹介しましょう。
「縦」動画の先駆者「C channnel」
株式会社LINEの元社長 、森川亮氏立ち上げた動画メディア「C channel」は縦動画がベースとなっています。C channnelは女子のための動画ファッションマガジンで、ターゲットは主に10代。
ファッションは、ヘアスタイルからシューズまでトータルコーディネートを知りたいもの。つまり、全身が写る「縦」動画とファッションの相性は抜群。さらに、同メディアのターゲットである10代は、テレビの視聴時間よりスマホにふれる時間の方が長いという調査結果も出ています。これらを踏まえると、C channelが大流行している理由もわかりますね。実際の動画を見てみても、縦動画がふさわしいことがよくわかります。
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海外でリリースされた新しい動画サービスも
「縦型」が主流
米国でTwitterが今年の3月にリリースした「periscope(ペリスコープ)」「meerkat(ミーアキャット)」というライブ中継サービスも「縦」動画になっています。スマホに特化したサービスにすることを前提に、このようなスタイルをとったそうです。
periscope(ペリスコープ)
periscopeは動画の視聴や配信を通じて世界とつながるアプリ。簡単に参加したりコメントや「ハート」を送ることで世界中の人々とつながることができます。実際の動画は公式ホームページから閲覧できます。
meerkat(ミーアキャット)
こちらもライブ動画配信サービス。Twitterの認証でログインし、配信ボタンをタップするだけでその場からライブ映像を公開することができます。
今後、「縦型」がスタンダードになる!?
「縦型」とは、つまりスマホ最適化ということ。今や、若者たちはテレビよりもスマホにふれる時間の方が長く、パソコンよりもスマホでネットをする人の方が圧倒的に多いのも事実。そういった意味では、今後動画メディアは縦型がどんどん普及していくかもしれませんね。