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2016.12.12

【YouTube活用基礎】YouTubeその他の運用とは?

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前回に引き続き、効果的なYouTube運用方法についてご紹介します。今回は、YouTube運用の基礎最後となる、その他の運用についてです。

 

第1回目の記事はこちらから:【YouTube活用基礎】YouTube運用とは?

第2回目の記事はこちらから:【YouTube活用基礎】YouTube定常運用とは?

第3回目の記事はこちらから:【YouTube活用基礎】YouTube不定期運用とは?

5つのその他の運用項目について

YouTubeチャンネルの運用には、既に紹介した定常運用と不定期運用のように、YouTubeチャンネルの設定を直接変更するのではなく、チャンネルの改善施策を考えたり、SNSなど、他のメディアと連携したりして運用する項目です。具体的には、『検証』、『コメント』、『オウンドメディア』、『ソーシャルメディア』、『広告』の5つを運用します。

 

それでは、どのように運用していくのか見ていきましょう。

検証

YouTubeチャンネルを開設した時に設定した目標やKPI等の進捗状況を適宜確認していきます。その進捗状況によって改善する運用項目が変わってきますので、都度確認しながら改善点を見つけていくように検証を進めましょう。

 

例えば以下のような内容を確認します。

 

◆KPI進捗状況

ー チャンネル登録者やチャンネル全体の再生回数など、主要KPIとなる項目の進捗度合いを確認します。

 

◆視聴者属性

ー チャンネル全体の視聴者属性や戦略で定めたターゲットの視聴率を検証し、見てもらいたい人達に動画が届いているかなどを確認します。

 

◆動画のパフォーマンス

ー 視聴時間・視聴維持率・SNS等での拡散度合いなど、各動画のパフォーマンスを確認します。

 

◆YouTube広告効果

ー 広告によるImp数や再生回数、視聴維持率など、広告施策を実施している場合は、その効果を確認します。

 

◆競合他社比較

ー 競合他社の再生回数やチャンネル登録者数、直近でアップロードした動画の内容を比較検証し、改善策を立てていきます。

 

◆VSEOの変化

ー アップロードした動画が、どの程度検索上位に表示されるようになったか、特定キーワードで定点的に観測します。

 

このように細かく検証していくことにより、どこを改善していけば良いのか、または、改善する必要があるのかがわかり、運用の方針を柔軟に変更していくことが可能になってきます。

コメント監視

まず最初に、企業のポリシーとして、チャンネル及び個々の動画へのコメントを受け付けるかどうかを決めます。その方針に従ってコメントに対する運用定義を作成し、運用を進めていきましょう。キャンペーンによって動画に対するコメントを受付する場合は、キャンペーンごとの運用定義を作成する必要があります。

 

例えば、全くコメントに返信しないのか、積極的に返信するのか、または、コメントに対してグットボタンを押すのか、他の動画やリンクを紹介するのか等を決めます。使い方によっては、ページ内でコミュニティーのようなものを作ることも可能ですので、事前にコメントをどのように扱うのか決めておくことが大切です。

オウンドメディア対応

YouTubeの動画は、自社サイトやブログなどに埋め込むことができます。また、YouTubeでは、動画の埋め込み方法をカスタマイズすることができ、オウンドメディアの方針に合わせて、動画をどのように表示させることができます。また、ただ単に動画のリンクを埋め込むのではなく、視聴後に関連動画を表示させるのか、再生リストとして、次の動画をそのまま見せるようにするのかなども考慮すると良いでしょう。

ソーシャルメディア対応

動画をアップロードしたら、できるだけ早くSNSでシェアすると良いでしょう。基礎となる再生回数を稼ぐためにも、同僚を巻き込み、会社全体でシェアして盛り上げていくとより効果的です。

 

また、Facebookなどでリンクを共有する際、動画のタイトルや説明、サムネイルが空白になっていたり、内容が間違っていないかなど確認してから投稿しましょう。もし間違っていた場合は、Facebookのデバッグツールでキャッシュを更新してみてください。

 

Facebookデバッグツール

広告運用

課金体系や出稿先を確認し、目的や予算に応じて出稿を行いましょう。ターゲットの選定を行い、出稿期間、予算、メニュー、広告のリンク先、動画以外の必要素材の確認など、出稿に向けた要件を確定させます。Adwords上で、広告化する動画のリマケーティングリストのリスト設計を行い、出稿要件と広告シミュレーションに沿って、広告出稿を実施します。

YouTubeに動画をアップロードして終わりではありません。動画を見てもらう努力をしていく必要があります。その他の運用項目も、すべてユーザーとのより良い関係を構築するための運用であり、その結果、訪問者が視聴したい動画コンテンツを届けることが可能になってくるのです。定常運用、不定期運用、その他の運用と4回に渡りYouTube運用について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

何のためにチャンネルを運用し、どんな運用施策を行っていくのか、YouTube運用全体のイメージが具体的になったのではないかと思います。これらの内容を参考に、改善施策と検証を重ね、PDCAを回して行ってみてください。


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