フレームレートとは?
フレームレートとは、動画制作において、一秒間に使用するフレーム数(静止画像数、コマ
数)のことを指します。単位としては、一般的にfps(frame per second、毎秒あたりの
フレーム数の意味)を使います。
フレームレートの代表的な規格
フレームレートには60fps、50fps、30fps、25fps、24fpsが主に使用されております。
30fpsにつきましては、厳密にはNTSCの白黒TVの規格です。そのため、30fpsはカラー化
に伴ったデータ量の変化により、実際は29.97fpsとなり、これをドロップフレームと呼びま
す。フレームレートの数値が大きくなればなるほど、なめらかな動きの動画で表現できるこ
とになり、逆にフレームレートがあまり小さくなってしまうと、パラパラマンガや紙芝居の
ように動きが不自然な動画になってしまいます。
例えば、6fpsなら1秒間に6コマの画像を、24fpsなら1秒間に24コマの画像を撮る、あるい
は再生するということになります。
フレームレートは世界の地域ごとで規格が違う
フレームレートは、世界の地域ごとにNTSC式とPAL式に放送規格が分かれています。アメ
リカを中心に日本、韓国、台湾、フィリピン、中南米(ブラジルを除く)ではNTSC式が
適応され、動画のフレームレートは60fps、59.94fps、30fps、29.97fps、または24fps
を選ぶことができます。
一方のPAL式は、開発した西ドイツを中心に、イギリス等の西ヨーロッパ、ASEAN諸国の大
部分、中東の大部分、アフリカの一部、ブラジル、オーストラリアなどで適応され、動画の
フレームレートは50fps、25fps、または24fpsを選ぶことができます。
また、映画業界では60fps、24fps、25fpsのフレームレートが主に採用されています。