引き続き、YouTubeのVSEO対策をご紹介します。
前回までの記事は、こちらから
第1回目の記事はこちらから:【YouTube活用基礎】YouTube運用とは?
第2回目の記事はこちらから:【YouTube活用基礎】YouTube定常運用とは?
第3回目の記事はこちらから:【YouTube活用基礎】YouTube不定期運用とは?
第4回目の記事はこちらから:【YouTube活用基礎】YouTubeその他の運用とは?
第5回目の記事はこちらから:【YouTube活用基礎】YouTubeのVSEOとは?
第6回目の記事はこちらから:【YouTube活用基礎】YouTubeのVSEO対策“タイトル”について
第7回目の記事はこちらから:【YouTube活用基礎】YouTubeのVSEO対策“説明文”について
今回はVSEO対策で重要な“タグ”についてご紹介します。
タグとは、動画を分類するために設定するキーワードです。タグは、タイトルや説明文とは異なり、動画の視聴者が直接見ることはできません。(※ただし、ページのソースを表示したりプラグインを追加することで確認することはできます。)そのため、タイトルと説明文のVSEO対策では入れることのできなかったキーワードを入れることが可能です。
それでは早速、タグの設定事例や、具体的にどのようなタグにするとVSEO対策において効果的かを見ていきましょう。
効果的なタグの付け方とは?
どのようなタグの設定にすると、YouTube VSEO対策に効果的なのでしょうか?まずは、タグ付け方法とポイントをおさえていきましょう。
タグの検討方法
・対象キーワードを決める
… ブランドやサービス、企業に直接結びつきやすいキーワードなど
・接触キーワードを決める
… 対象キーワードのように、直接はブランドなどに結びつかないが、動画と関連性のあるキーワードで検索流入が多いもの
ポイント
・ユーザーの検索時、埋め込んだタグ(キーワード)で検索に引っかかるよう、多くのタグを組み込む。
※但し原則10個前後。多すぎてもタグの効果が出ないこともある。
・タグの選定については、下記のような考え方で分類し、実施する。
1)直接的なキーワードだけではなく、関連するキーワード(接触キーワード)も記入する。
2)検索回数が多いと思われるキーワードを盛り込んでいく。(Googleキーワードプランナーを使用する)
3)Google等で検索する場合とYouTubeで検索する場合では、ユーザーが検索するキーワードが異なることを意識しながらキーワードを考える。
4)重要なキーワード順で設定する。
上述したタグ付けの方法とポイントをおさえると、関連動画として動画再生ページの右部分に表示されやすくなります。所有するYouTubeチャンネル内の動画に共通タグを多く入れることで、自分の動画を表示させやすくすることも可能です。また、内容が似ている人気動画のタグを入れるとその人気動画の関連動画として表示されやすくなる可能性もあります。
他の投稿者がアップロードした動画のタグを確認する簡単な方法としては、ページのソースを見るという方法がありますので、人気の動画や検索でよく引っかかる動画のタグを調べて、研究してみて下さい。
ページのソースの確認方法(動画のタグの確認方法)
1. YouTubeでタグを確認したい動画の再生ページを開きます。
2. ページを開いたら、右クリックし、「ページのソースを表示」をクリックします。※Chromeの場合
3. ページのソースの画面が表示されたらCommand+F(※mac)で「tag」を検索すると、動画に使われているタグを確認することができます。
事例紹介
簡単にタグの事例をご紹介します。
事例①
ビヒダスBB536 TVCM『泣かないで(友田希子ちゃん)』篇 30秒
タグ
森永乳業のビヒダスのCM動画で使用されているタグは、以下の通りです。(※一部)
森永乳業、morinaga、ビヒダス、bifidus、ヨーグルト、寺田心、ビフィズス菌、商品紹介、など
企業情報や商品情報などの対象キーワードが入っています。また、森永乳業のYouTubeチャンネルには、ビヒダス以外にも多くの商品動画があるため、他の接触キーワードである商品名を入れることで関連動画として他の動画も表示させやすくなるような施策が施されていると考えられます。
事例②
ペヨングとペヤング比較してみた!
タグ
YouTuberでお馴染のヒカキンさんの動画のタグはどうでしょうか。使用されているタグは、以下の通りです。(※一部)
Hikakin、japan、japanese、ヒカキン、ひかきん、商品紹介、ヒューマンビートボックス、ユーチューバー、YouTuber、ペヤング、ペヨング、カップ焼きそば、まるか食品など
動画に関連する対象キーワードであるペヨングやペヤング以外に、ヒカキン、YouTuber、ヒューマンビートボックスなど、ヒカキンさんに関連する接触キーワードも多く入っています。また、英語のタグが入っているのでグローバルの対応も意識されています。
2つのタグの事例から、タグの活用方法を具体的にイメージできたのではないでしょうか。企業動画とYouTuberの動画のどちらにも、対象キーワードと接触キーワードのタグが多く入っています。YouTubeが全世界の動画プラットフォームであることを意識し、海外向けの動画や海外の人にもみてもらいたい場合は、英語のタグも入れた方が良いでしょう。
YouTubeのVSEO対策をすることで、検索結果上位に動画が表示されやすくなり、より多くの人に動画を視聴してもらうことができます。沢山の人に動画を見てもらいたいと思うなら、動画をアップロードするだけではなく、第5回目から今回までご紹介したVSEO対策をしてみるのはいかがでしょうか。
次回から、また新しいトピックでYouTubeの活用方法をご紹介します。
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