VHSとは具体的にどのようなものなのでしょうか。
MAとは
現在では、動画といえばDVDやHDDなどといった形で保存されますが、かつては「動画撮影
と言ったらVHS一択」という時代もありました。VHSとはかつて「日本ビクター」が開発し
た映像記録方式を指し、家庭のテレビなどを録画・再生するために作られたものです。発売
当時から爆発的に売れ、個人の動画撮影に用いられる標準品となりました。
VHSの種類
VHSには、VHSとD-VHSが存在しています。VHSとは一般的なアナログ形式で動画を記録
するものであるのに対し、D-VHSとはデジタル記録方式で動画を記録するものを指します。
さらに高品質な動画を撮影するために作られたのがS-VHSです。それぞれ再生できるVHS
デッキも異なるため、各メーカーがしのぎを削ってVHSデッキの生産を行っていました。
具体的にはVHSデッキをはじめS-VHSデッキやS-VHS-ETデッキなどが販売されています。
VHSとS-VHSの違いとは、テレビやビデオの性能を示す数値のひとつである、水平解像度に
あります。VHS方式の場合、水平解像度が240本というのに対し、S-VHS方式の場合400本
という数字となっています。
※水平解像度:
画面上で水平方向に垂直と同じ幅を横にとり、その範囲内に引いた黒白の垂直の線を何本見
分けられるかで、映像の解像度を計ります。
VHSの記録容量は?
動画の記録容量もビデオテープによって異なり、短い物で30分から90分・120分、さらに
は最長210分の物までリリースされているのです。当然のことながらビデオテープの長さに
よって金額も異なってくるため、より長い動画を録画するためにはそれなりの費用が必要
だったといえるでしょう。