ショートフィルムみたいなWebCMが増えてます!
CMと言えば、15秒〜30秒程度にまとめられるのが一般的でした。その多くはテレビ番組
の合間に流れ、商品やサービスを宣伝するのが目的です。近年では、テクノロジーの進歩
により、Web上で動画を見る機会が増え、15〜30秒という長さの縛りなどがなくなり、
よりこだわった演出、驚きのある展開など、作り手の意思のこもった作品が制作される傾
向が強まっています。
その中でも、1分もしくはそれ以上の長さで製作されており、ストーリー性のある長い
WebCMが話題になったものも数多くあります。話題となることで口コミが広がるバズ
動画となる期待もでき、著名な映画監督やアニメーターを制作者に起用するなど、企業
側も工夫をしています。
今回はそんな長尺WebCMの中で話題となった3作品について紹介します。どれも、見ご
たえたっぷりで思わず引き込まれてしまうものばかりです。
「クロスロード」 Z会
通信教育、学習教室などのサービスを展開するZ会と、人気作品も多数手がけるアニメ監
督、新海誠氏がコラボレーションした作品です。受験進学を目指す女子高生が主人公の物
語となっています。
NISSAN presents HAPPY SURPRISE
ママに贈る ドライブ イン シアター
自動車販売の日産が製作したもの。こちらは、日産のデイスクール映像の撮影と聞かさ
れている一般の主婦が、子供たちにさまざまなサプライズをしかけられると言った内容
です。家族の温かみ感じられるストーリーはお茶の間でも話題になりました。
「ラバー」 AUTOWAY
最後に、4分と言う長さを誇る長編CM「ラバー」です。スタッドレスタイヤの必要性
を、自然体なカップルの様子を通してPRしています。起承転結がはっきりしており、
心揺さぶられる演出に心温まります。
動画共有サイトの普及により、テレビのみならず、ネット上の動画サイトでのWebCMが増えてきています。Web上ということで、長さ等の縛りがなく、商品やサービス内容はもちろんのこと、ストーリー面も楽しめる作りになっているので、注目してみると面白いかもしれません。