(出典:敦の休日YouTubeチャンネルより)
今や「YouTuber」という言葉は、一般人のためだけにあるものではないのかもしれま
せん。THE MANZAI2014で優勝した博多華丸のネタ「YouTuberになりたい」にもあ
るように、近頃は多くの芸人たちがWeb動画を活用しています。テレビ出演の機会が少
ない芸人をはじめ、数々の番組MCを務める人気芸人も動画を投稿しているのです。
YouTuber的な取り組みをしている芸人
R藤本「R藤本の遊びにいってやろうぜ」
ベジータのものまねでお馴染みのR藤本。ドラゴンボール繋がりで、フリーザのものま
ねをするお笑いコンビBANBANBANの山本氏も度々出演しています。最高再生回数は
61万回にのぼり、最低でも3万回ほど再生されています。
テレビ出演は少ないものの、YouTuberとしての収入は多いのでは。
ガリットチュウ福チャンネル
芸歴17年のガリットチュウ。人気番組アメトーークの前説などを担当しているものの、
テレビへの出演は多くありません。そんな彼らが、Webだからこそできる少し過激な
動画で勝負をしています。
人気芸人の取り組み
レイザーラモンRG「RGあるあるチャンネル」
あるあるネタで人気の地位を確率しつつあるRG。2014年のR-1グランプリで準優勝に
も輝いた彼が、趣味のバイクに関する動画を配信しています。同じ趣味をもつチュート
リアルの福田充徳氏も出演中。
ロンドンブーツ1号2号 田村淳「淳の休日」
彼が休みの日に視聴者の疑問や気になるコトを電話で募集し、実際に検証するというも
の。それ以外にもTwitterで人を集め、マスク合コンや大人の運動会などを実施しています。
ネット動画活用の元祖は松本人志だった!?
趣向はことなりますが、松本人志氏はWeb動画が普及する前(iPhone発売前)の
2006年に新作コント「zassa(ザッサー)」をWeb限定で有料配信しています(263円)。
無料で見られるテレビは、垂れ流しで“なんとなく”見る人が多いにも関わらず
「高視聴率=面白い番組」というのはおかしいという疑問を抱いていた松本氏。
本当に面白いものはお金を払ってでも見たいはずだ、という実験的な意味も込めて
有料配信が行われたそうです。
これは、タレントとしても初めての試みだったのではないでしょうか。
このように、芸能界にも広まりつつあるWeb動画。オファーを待たなければならないテレビに対し、Webは自ら発信することができます。
特にYouTubeはテレビよりも視聴率が良いと言われているため、自身のネタや歌を見てもらう機会が増えます。そのままYouTuberとして活躍するのも良いですが、テレビ出演を目指す人たちにとっても自分を知ってもらう最高の場と言えるのではないでしょうか。
人気者にとっても、羽を伸ばしたり不満を発散する場所として需要が高まっていきそうですね。
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