2011年から続くシリア紛争が、世界的に大きな問題となっています。現地では
戦地で戦う兵士だけでなく、子供たちもまた被害に遭っています。何の罪が無い
にもかかわらず、ただ戦地に生まれたと言うだけで、先進国の恵まれた子供とは
まったく異なる辛い人生を強いられているのです。
そうした状況を看過できないと、世界では大小さまざまな戦争反対運動が行われ
ています。その中でも、セーブ・ザ・チルドレンが制作した紛争の悲しみを描い
た動画「Most Shocking Second a Day」は、衝撃的で考えさせられるとして
4日間で2,000万回もの再生を記録する程の注目と話題を集めました。
最初は幸せな日々を過ごす少女がラストには・・・
話題の動画は93秒間のストーリーとなっており、最初は幸せな日々を過ごす少女
の様子が映し出されています。ところが街では戦争が起こり始め、あっと言う間
に辛い生活を余儀なくされることとなります。家族や友達に豪華なバースデーを
祝ってもらっていた序盤に対し、ラストの映像では涙ながらに、質素な食事で悲
しみに暮れながら翌年のバースデーを迎えることとなります。
序盤の幸せも、たった一度の戦火によってあっけなく奪われてしまう、そんな悲
しいメッセージは世界中に反戦の声を広げることになりました。
反戦を取り上げた作品の中でもとりわけ大きな話題となったこの作品。その内容や規模もさることながら、強いメッセージを届ける手段としてYouTubeが上手に活用された例としても見ることができるでしょう。今一度平和について考えさせられます。