COMPANY モバーシャルブログ
2014.4.12

抑えておこう!CM制作で役立つキャスティングの知識

casting

キャスティングとは?

CMの撮影現場ではさまざまな人が活躍しています。しかし、我々視聴者が目に

することができるのは、そこで商品のPRをするモデルやタレント、俳優だけで

すよね。彼らのイメージによって、商品の売り上げが変わったりするので、とて

も重要な役割を担っています。

 

キャスティングは、その大切な役者を誰にするのか決める工程のことを指します。

とても重要な行程であり、多くの時間がかかってしまうこともあるため、専門的

にキャスティングを行う会社も存在するほどです。

 

それでは、一体キャスティングとはどのような工程で出演者を決めていくのでしょ

うか。

基本的な流れと注意点

広告代理店や制作会社は、クライアントである広告主とCM企画のイメージを固め

た後、その企画に合う出演者を探すため、キャスティング会社や芸能プロダクショ

ンへ条件などを提示し、候補者を集めます。

キャスティング会社は、代理店や制作会社からの条件をもとにどのような人を起用

するのかプランを立て、各芸能プロダクションへ向けて内容を知らせます。ここか

ら書類選考やオーディションを行うのが基本的な流れです。

 

ここで一つ注意したいのが、競合について。CMの場合、クライアントには競合企

業や競合商品があり、その相手となる企業のイメージキャラクターとして主演して

いるモデルやタレント、俳優は避けなければなりません。

 

例えば、競合のP社が販売するファミリーカーのCMに出演しているAさんを、Q社

が販売するファミリーカーのCMに起用するのはご法度です。どの範囲までを競合

とするかについては事前にすり合わせを行う必要があります。

オーディションについて

コンポジット(プロフィールシート)を元に選考し数を絞り込んだら、オーディショ

ンでの最終選考です。予算や規模によっては複数回にわたってこの工程を繰り返す

こともあります。

 

オーディションを進行する役目はキャスティング会社が担うため、スタジオや事務所

へ候補を案内するのも仕事のうちです。必要に応じて、クライアントや制作会社が審

査員となってオーディションを行うケースもあり、進行に支障が出ないよう配慮しな

ければなりません。

 

また、キャストが決まった後も、現場のマネージャー係としてサポートを行うのも重

要な仕事です。CMが出来上がった後も、競合をはじめとした出演契約がきちんと履

行されているかキャストの監視も行うこともあります。

 

(参考:http://www.e-spirit.jp/casting.html