日本に住む人は、日本特有の文化をごく当たり前のように感じることでしょう。
しかし外国人から見れば、一般的なもの、日常に溢れているものも、目新しい日
本ならではの特色と捉えられるケースも少なくありません。
そうした傾向が顕著に表れている例として、以下のような海外企業が日本を舞台
に制作した、CM動画が挙げられます。
一風変わった観点が、面白く感じられます。
ハイネケン
世界的に人気を誇る外国ビールメーカー、ハイネケンが制作した動画です。世界
最大の都市東京に、兵庫の地方からやってきた男性がタクシー運転手として働く
様子を描いています。
オカマが普通に乗り込んできたり、海外のお客さんと触れ合ったり、コスプレ文
化を紹介されたりと、地元では感じられない東京ならではの文化に触れてさまざ
まな経験を積む様子が描かれています。海外から見れば、日本イコールと言って
も過言ではない代表的な部分を切り取って、物語に組み込んでいる様子が面白く
感じられます。
また最後には、クラブイベントで出会った人みんなとステージで再会するといっ
たクライマックスが待っています。ちょっと実際の日本とはかけ離れていますが、
その点がまたおもしろく感じられます。
インド
インドの駅を舞台にしたCM動画です。着物の女性が登場し、宣伝商品を主人公の
インド人に手渡して踊り出します。流れる音楽も踊りも、日本の雰囲気とはほど
遠いですが、そうした捉え方の違いが日本人にとって楽しめる作品となっています。
日本人が慣れ親しむ日本の日常的な文化も、外国の人から見れば際立った特徴として捉えられるようです。そうした観点の違いと共に、作り込まれたストーリーを楽しんでみてはいかがでしょうか。