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2015.4.6

映像だからシリアス感が伝わった!?自主制作アニメ「就活狂想曲」がかなり刺さる

shukatsu

2012年、日本の就職活動事情を表したアニメーション「就活狂想曲」が

話題を呼びました。再生回数は150万回以上。就活に直面する人たちの心

を、未だに刺激し続けています。

 

アニメーションの監修は、当時東京藝術大学の院生だった吉田まほさん。

実は彼女、これ以外にもパンチの効いたアニメを公開しているのです。

 

たった7分に“伝えたい事”の全てを巧みに盛り込む彼女の作品とは・・・?

改めて見たい。
日本の就活事情を描いた「就活狂想曲」

何の変哲もない大学生として過ごしてきた主人公。ところが、少しずつ友人

たちに変化があらわれます。尋ねてみると、就職活動をしているという。

 

彼女も周りに流されるように就活の渦中へと引きずりこまれていくのでした・・・

 

一見普通の女子大生が、リクルートスーツと薄いメイクで大変身

(左:Before 右:After)

 tenshoku

(出典:youmahotube さんのチャンネル アニメーション「就活狂想曲」より)

 

自己アピールに必死の就活生と、それに好意を寄せて必死にメモする面接官

 No.20素材-画像2

(出典:youmahotube さんのチャンネル アニメーション「就活狂想曲」より)

 

最後は、どうなってしまうのでしょうか・・・

No.20素材-画像3 

(出典:youmahotube さんのチャンネル アニメーション「就活狂想曲」より)

 

動画はこちら

アニメーションは万国共通!
海外からの反応もスゴかった

コメント欄には、日本人だけでなく海外からのコメントも多く寄せられて

います。「就活狂想曲」には言葉は一切出てきませんが、外国人にも

“日本の就職活動”がどんなものか伝わったようです。

・これが日本の就職活動さ・・・狂っているよ。

・嘘だ。

・就活は日本の狂った文化だね。

・就職活動のとき、本当は本心ではないのに・・・ひどいな。

・偽りの人間みたいなものを演じなければならないなんて・・・

・面接をする人が見たいという人にならないといけないとは。

 

コメントを見る限り、たった7分の映像で、日本の就活がどのようなもの

かが伝わった模様。構成が素晴らしいのはもちろんですが、奇怪な音楽と

独特の動きがあったからこそ、シリアスな雰囲気を出せたのかもしれませんね。

実は他にもあった、
吉田まほさんのスパイスの利いた動画作品

「ねじくれおじさん」

町外れで猫と暮らす、ちょっとひねくれもののおじさん。彼の収集癖が、

ちょっとはた迷惑な事件を引き起こします。

「Al Dente Tango」

舞台は、タンゴの生演奏が楽しめる贅沢なレストラン。豪華な料理と丁寧

な接客には、誰もが満足間違い無しである。ところがある客の訪問によって、

その平穏は揺るがされることとなる。

吉田まほさんは、アニメーションを使って、日本独特の文化である就職活動を海外の人に伝えることに成功しました。音や映像、“間”を組み合わせることができる『動画』は、言葉がなくても世界中の人々に思いを届けるツールになるんですね。