外国人にとって「忍者」や「サムライ」は、未だに絶大な人気をほこっています。事実、これらが登場するCMやWeb動画は、必ずといっていいほど海外で話題になります。
今回は、外国人に「忍者」や「サムライ」が人気の理由と、これらが登場する日本のCM動画をご紹介します。
海外でも話題沸騰!忍者や侍が登場するCM動画
日清 カップヌードル『サムライinブラジル』
甲冑を着たサムライがブラジルでリフティングの技を披露するというもの。サッカー大国ブラジルでも「これはスゴイ」と話題になりました。サムライの正体は、フリースタイルフットボール最年少の世界チャンピオン、徳田耕太郎さん。
別バージョンもあります!
日清 カップヌードル『SAMURAI-K篇』
サムライに扮した錦織圭選手が、木刀を使ってテニスを披露。CGは使っていないというから驚きです。
ソフトバンク 『平成の侍「町井勲」居合斬りで一刀両断』
平成の侍「町井勲」が、襲い掛かる3つの刺客「オレンジ」「エビフライ」「光るボール」を一刀両断します。オレンジはau、エビフライはドコモを表しているとか・・・?
サントリー C.C.Lemon『忍者女子高生 制服で大回転』
一見ふつうの女子高生二人組が、熱海の街を舞台に壮大な追いかけっこをする内容。その様子が「まるで忍者のよう」と、外国人が大喜び。アメリカやアジアから、賞賛のコメントが寄せられました。
Google Googleモバイル『さがそう。「サムライに会うには?」』
サムライが登場するわけではありませんが、外国人の友だちが「サムライに会うにはどうすれば良いか」と問う内容。やっぱり外国人はサムライに会えることを信じているようですね。
なんでそんなに人気なの?
外国人に忍者やサムライが愛される理由
そもそも海外に「サムライ」の名が知れ渡ったのは、黒澤明監督の映画『七人の侍』だといわれています。世界の名監督が選ぶ「影響を受けた監督」のトップ10に入る黒澤監督の映画は、とにかく影響力が絶大。なかでも日本特有の殺陣シーンは、外国人にとって衝撃的だったようです。さらに、サムライの「自らの行動や責任に命をかける」という独自の理念(武士道)もまた、外国人の心をつかんだそうです。
日本(サムライ)独特の立ち居振る舞いや思想が衝撃を与え、さらに“Cool”だと感じてもらえたことが、ここまで愛されている理由というわけですね。
こと「忍者」に関しては、日本でも大人気の漫画『NARUTO -ナルト-』の影響が強いんだとか。みなさんも、外国人向けに忍者やサムライが登場する動画を作ってみてはいかがでしょうか。