夏が近づくにつれ「湘南の海に行きたい!」なんて言葉をよく耳にしますが、湘南といっても範囲が広く、それぞれ海の雰囲気も異なります。
「湘南行こうぜ」という誘い文句は、知識がない人…なんて思われてしまうかもしれません。今回は「湘南」の定義と、海岸について動画を交えながらご紹介します!
そもそも「湘南」の定義って?
「湘南」の定義は、未だに明確ではないそうです。神奈川県の行政区分では「藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市・・大磯町・秦野市・伊勢原市・寒川町・二宮町」としているそうですが(鎌倉市・逗子市・葉山町は入っていない)、ハッキリ「湘南」と定義しているわけではありません。
しかし、2014年10月に出された“ある宣言”により明確になりつつあります。黒岩祐治神奈川県知事が中心となって進める『かながわシープロジェクト Feel SHONAN』という観光プロジェクトが「湯河原から三浦までの相模湾沿岸を「湘南」と呼びます!」と宣言したそうです。しかし、なかなか浸透していない上に批判が相次いでいるため、完全に決定したわけではなく、曖昧な状態が続いています…。
つまり、「湘南」の定義はハッキリしていない!というのが現時点での答えです。
8つの海をおさえれば完璧!
「鎌倉・逗子・葉山・藤沢」にある人気のビーチ
湘南と呼ぶかどうかは別として、このエリアの海がごっちゃになっているのは確実です。特に「鎌倉市/逗子市/葉山町(三浦郡)/藤沢市」は細かくわかれているため、混乱している人が多いようです。今回は4つの市(町)に絞り、「絶対に押さえておきたい8つのビーチ」をご紹介します。それぞれ雰囲気が異なるので、動画を見ながら好みのビーチを見つけてみてください。
《鎌倉市》
主なビーチは、「由比ケ浜・七里ケ浜・稲村ケ崎・材木座」の4つ!
由比ケ浜
夏場の利用客数は断トツ。昨年から逗子海岸で「クラブ化」や「飲酒」が禁止されたため、若い層の来客が格段に増えたそうです。海の家も大変にぎやかなので、アクティブ派にはおすすめです。
七里ケ浜
緩やかな波なので、ロングボードやサーフィン初心者にもおすすめです。近くには「世界一おいしい朝食」で有名なレストラン『bills』やオシャレなお店が点在しているので、女性ウケもばっちり。
稲村ケ崎
とにかくサーファーに大人気。2013年には、伝説として語られ続けたビックウエーブコンテスト「イナムラサーフィンクラシック インビテーショナル」が24年ぶりに開催されました。
材木座
滑川を挟んで、由比ヶ浜の東側に続く海岸。他のビーチに比べて人が少ないので、小さいお子さん連れや静かに楽しみたい方にピッタリです。波が高めなので、浮き輪をつけて波打ち際で泳ぐことをおすすめします。
《藤沢市》
江ノ島片瀬海岸
「湘南の海」と聞いて皆さんがイメージするのはこちらだと思います。従来は、大音量の音楽を流して若者たちが騒ぐ「クラブ化」が問題となっていましたが、2013年に自主規制したことで家族連れが増えました。近くに新江ノ島水族館や江島神社など観光スポットも多いので、一日中楽しめます。
《逗子市》
逗子海岸
昨年より、海の家でのBGM禁止・午後8時半から午後6時半への営業時間短縮・入れ墨の露出禁止など「世界一厳しい条例」を設けたことで客足が9割激減。その分、夏場も静かで穏やかなったので家族連れやゆっくり過ごしたい人にはおすすめです。
《葉山町》
森戸海岸
葉山の中で一番広い砂浜の森戸海岸。波が穏やかで遠浅のためお子さまも安心して楽しめます。江ノ島や富士山を眺めながら海水浴できる贅沢なビーチ。サンセットもおすすめです。
一色海岸
葉山御用邸と葉山しおさい公園の裏手に広がる、落ち着いた雰囲気の海水浴場。大きな松の木があり、日本らしさを感じさせてくれます。都会の喧噪から離れ、ゆっくり海を眺めながらビールを呑んだり昼寝をしたり、贅沢な時間を過ごせます。
8つの海をおさえておけば、アナタも湘南マスターと呼べるかもしれません。今年の夏は気分や好みに合わせて、「海」を変えてみてはいかがでしょうか。
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