最近、YouTubeなどの動画サイトには、出演者が豪華だったり、冒頭だけで「おもしろそう」と思えるような質の高い動画コンテンツが増えています。
今回は、長編なのに思わず見てしまうハイクオリティなプロモーション動画をご紹介します。
メットライフ生命
史上最年少監督 『~わたしのパパとママ~』/12分48秒
子どもにカメラを渡して家族の日常を撮影してもらい、“史上最年少監督”たちがドキュメンタリー映像を制作するというもの。でき上がった作品は、映画館を貸し切って両親にサプライズで閲覧してもらいます。お母さんに対して「お父さんの好きなところは?」と質問したり、お父さんに「お母さんに感謝していることは?」など子どもたちなりに様々な質問をぶつけます。その映像を通して、家族の絆を再確認するという心温まるストーリー。映像を見たお父さん・お母さんは涙が止まりません。
宝酒造「澪」
「澪」と過ごす七夕/7分33秒
いま女性に大人気のスパークリング日本酒「澪」。澪を通して、大切な人と過ごす時間や記念日を表情豊かな映像でつづっています。主演をつとめるのは、女優でモデルの杏。監督は、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』や『GO』など数々の名作を手がけた行定勲。このシリーズが大変好評で、シリーズ化されつつあります。今回ご紹介するのは第2弾の七夕篇。
ネスレ「キットカット」/14分55秒
『ふたりのきっと、』 勇人のきっと篇
大学受験をひかえた高校生、美波が主人公のストーリー。美波が思いを寄せるのは、幼なじみの大学生勇人。照れ屋の勇人は、受験をひかえた美波を応援したい気持ちはあるものの、なかなか一歩を踏み出せずにいました。そんなとき、家族や近所のコロッケやのおじさんに後押しされ「キットメール」を使って想いを伝える決心をします。15分の長編です!
関西電力/5分51秒
家族と過ごす時間
節電を通して、家族の仲を深めるストーリー。エアコンの使用をひかえたり、無駄な電気を消すのも立派な節電。しかし、「節約」というイメージが率先し、なかなかポジティブに捉えられない人が多いのも事実です。この作品は『バラバラの部屋で過ごすのではなく、家族みんなで一部屋に集まることも立派な節電』ということを伝えています。節電をポジティブに捉えた素敵な作品です。
YouTubeで見られるコンテンツの多くはエンタメ系であることや、テレビとは異なった配信形式であることなどが、こうした「ストーリー性の強い長編動画」が出てきている要因かもしれません。
■ 関連記事
●未来のクリエイターが集う場所。「vimeo」に投稿された
日本人アーティストの作品がレベル高すぎ