近年、子どもの発育に対する「父親の役割」が注目されています。
イギリスのMichael Lamb氏の研究(『What are fathers for?』)では、「父親が子どもと長い時間を過ごす家庭では、子どもの社会的な発達が良好になる」という結果が出ているそうです。その他にもアメリカやカナダ、日本でも同様の研究が進んでおり、その精度の高さから世界中で注目されています。
今回は、乳幼児期における「父親の役割」と、父親にフィーチャーした人気番組(動画あり)をご紹介します。
父親が子どもに与える影響とは?
カナダ政府は、父親が子どもと接する時間が長ければ長いほど、次の点で子どもに良い影響をあたえると述べています。
・認知機能の発達
・学業成績の向上(より上級の学校に進学する)
・問題解決能力が身に付く
・自分の感情を適切にコントロールできる
・自己受容ができ、落ち込みにくい
・忍耐力が身に付き、攻撃性がなくなる
・人に共感できるようになる
などなど。
父親の役割は「乳児期」と「幼児期」では異なる
《乳児期》
接し方のポイント:父親は、言葉をたくさん使ってハキハキ話しかけよう
母親は子どもに対しやさしく穏やかに話しかけ、父親は言葉をたくさん使ってハキハキ話すことが重要なんだそうです。これにより母親と接するときは脈が穏やかになり、父親と接するときは興奮して脈が上がります。この脈の違いが乳児には刺激となり、発達に良い影響を与えるんだとか。
《幼児期》
接し方のポイント:父親は、体を使う激しい遊びをしよう
幼児期は、歩いたり会話ができるようになるなど行動範囲が広くなります。子どもはこの時期に「問題解決」と「協調性」を学ぶのです。
このとき母親は一般的に、食事管理やおむつ交換など身の回りの世話を徹底的に行います。それに対し、父親は体を使った激しい遊びをするのが好ましいようです。公園へ行ったり川遊びをするなど、体をつかった荒々しい遊びを通して、安全性や他社との共存を学ぶようになるんだとか。
もちろん父親が母親のサポートをすることも大切ですが、一緒に童心にかえって遊ぶことが子どもの発育には重要なようです。
父親だけで48時間子どもと過ごす番組
『スーパーマンが帰ってきた』が世界中で大人気
韓国のテレビ放送局KBSで放送されている『スーパーマンが帰ってきた』が、同国だけでなく世界中で人気を集めています。同番組は、母親不在の状態で父親が48時間子どもと過ごすというもの。食事をつくったりおむつを交換するなど、母親の大変さを体感しつつ、子どもと二人きりで色んなところに外出するなど、正に「父と子」にフィーチャーした番組になっています。
同番組も、「父親の役割」が注目されていることをうけ始まったそうです。今では韓国で52週連続で視聴率No.1を獲得するなど国を代表する人気番組となりつつあります。
YouTubeに全話無料公開されており、海外からも多くのコメントが寄せられていることから、世界中で人気を集めているのがわかります。
第1話
(出演者:イ・フィジェ/秋山 成勲(チュ・ソンフン)/チャン・ヒョンソン/イ・ヒョヌ)
最新話
(出演者:イ・フィジェ/秋山 成勲(チュ・ソンフン)/ソン・イルグク/オム・テウン)
いかがでしたか。最近は父親をテーマにしたWeb動画やテレビCMも増えてきていますね。動画制作やプライベートに役立ててみてはいかがでしょうか。
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