2015.12.10

コカ・コーラのCMが作り出す「クリスマス感」は異常。企業のプロモーション動画で味わうクリスマス

christmas

赤い服に白ヒゲが特徴のサンタクロース。これをビジュアル化したのは、飲料メーカーの大手『コカ・コーラ』だとご存知でしたか？サンタクロースの存在を世に伝えただけあって、同社がクリスマスシーズンに公開する動画は大変クオリティが高く、クリスマスLoverのみなさんにはたまらない作品になっています。

今回は「サンタクロース誕生秘話」と、コカ・コーラが公開した歴代「クリスマス動画」（海外版も！）をご紹介します。

赤い服と白ヒゲ。サンタクロースがビジュアル化されるまで

サンタクロースのモデルは、司教の「セント・ニコラス」

元々サンタクロースのモデルになったのは、4世紀に司教をしていた「セント・ニコラス」という人物。心の優しいセント・ニコラスは、貧しい街の子どもたちに窓からこっそり金銭を投げ入れ、それがたまたま暖炉に吊るしてあった靴下に入ったそうです。彼がこの世を去ってからもその習慣は受け継がれ、修道女たちが冬の夜にこっそりと食べ物などを送りつづけました。

それが、「クリスマスの夜、子どもたちにプレゼントをあげるきっかけ」になったといわれています。

コカ・コーラがセント・ニコラスの特徴を元にビジュアル化

セント・ニコラスは子どもたちにプレゼントを送る日、頭巾にマントを羽織っていたそうです。さらに白ヒゲで覆われた顔も特徴的でした。1931年、画家ハッドン・サンドブロムがコカ・コーラのクリスマスキャンペーンに合わせセント・ニコラスのビジュアルをアレンジ。白ヒゲは残しつつ、赤い服と帽子をかぶせ優しさあふれる姿に仕上げました。

これが人びとにウケ、それ以来サンタクロースは白ヒゲに赤い服というイメージが定着したそうです。