コマ撮り(ストップモーション・アニメーション)とは、被写体を1コマ毎に少しずつ動かして撮影し、それらがまるで自発的に動いているかのように見せる撮影技術であり、誰でもわりと簡単に制作できるアニメーションとして知られています。
動画サイトには、そんなコマ撮りを活用したぬいぐるみ人形劇の動画がたくさんアップされており、一種のアニメーション動画として楽しめるようになっています。違いを知るために、まずは普通のぬいぐるみ人形劇の動画を見ていきましょう。
ちんあなごのうた ぬいぐるみ劇 第1話『腹筋』
こちらは、チンアナゴをイメージしたユニークなキャラクターが人気の「ちんあなごのうた」をぬいぐるみ人形劇で再現した動画です。”にっしー”の華麗な腹筋運動に呆然とする”もひちん”が面白いです。
なめこ人形劇「いとしのせんぱい」
こちらは大人気のスマホアプリ「なめこ栽培キット」の配信イベント「なめ子の告白大作戦」をモチーフにしたぬいぐるみ人形劇の動画。雨粒や木などの小道具も、雰囲気を出す良い材料になっています。
コマ撮りによるぬいぐるみアニメーション動画
昔ながらのぬいぐるみ人形劇にもそれなりの良さはありますが、普通のぬいぐるみ人形劇と比べ、コマ撮りでのぬいぐるみアニメーションはどのようなものなのでしょうか?
以下からは、動画サイトに投稿された一部の動画を紹介していきます!
【新種ぬいぐるみが続々登場!】コマ撮りなめこパラダイス★
こちらは「なめこパラダイス」のキャラクターのぬいぐるみを紹介する動画。コマ撮りによってそれぞれのぬいぐるみを手を使わずに動かしているため、当然ながら手は映らず、ぬいぐるみ達の動きのみに集中できます。
パンをみんなで分けっこして食べよう♪サンタミッキーぬいぐるみ劇
続いては、サンタの格好をしたミッキーたちがチョコレートパンを切り分けて食べるというぬいぐるみ人形劇の動画。4つのぬいぐるみがそれぞれに可愛らしい動きを見せてくれています。
羊毛フェルトの人形劇「なかよし子ザルのモンとキキ」
ラストは、羊毛フェルトで作ったという子猿のぬいぐるみのコマ撮り動画です。一部に文字や画像も使用し、子猿の感情を見事に表現しています。アニメーションも自然でクオリティが高いです。
動画制作はまさにアイデア次第!
自力では動けないぬいぐるみでも、ここで紹介した動画のように、コマ撮りを活用すれば動きのあるぬいぐるみの動画、ストップモーションアニメを作ることも可能となります。そして普通は動かないぬいぐるみだからこそ、動画作品として視聴すると面白い映像になるわけですね。
このように、動画はアイデア一つで斬新な作品を制作することもでき、さらにその発想や着眼点が面白いほど公開後の反響も大きくなる傾向があります。動画制作もやはり、奥が深いですね。