時々テレビで外国のユニークなCMをまとめて見せてくれることがありますが、日本とはまた違った雰囲気で楽しいものです。CMにはさまざまな手法や訴求方法があるのだと改めて感じます。ありきたりのCMではなく、切り口を考えた、斬新なCMは見ていて楽しいものです。そんな新鮮な気分になれるギャッツビーの学生CMアワード作品を集めてみました。
第9回“大賞 ザ・グレイテスト・ギャッツビー賞”“オーディエンス賞”授賞作品「fairy of GAYSBY(.ver toillet)」編
トイレで必死に髪をスタイリングする男性。そこに突然白い体操服姿の男性が現れます。しかもなぜかズボンの吊りベルトを鳴らしながら。そして男性が使っていたスタイリング剤を押しのけ、ポンとスタイリング剤を置き、彼をなぎ倒して去っていくのですが、立ち上がった男性のヘアスタイルは見事に決まっている、という内容です。
ユニークで分かりやすい、楽しく見られるCMです。
第9回“ザ・ギャッツビー賞”授賞作品「ふと見たくなる男肌へ」編
コーヒーを飲んでいる時も、ミシンを使っている時も、扇風機の風にあたっている時も、何もしていない時も、つい見てしまう、という感じがよく伝わってきます。カメラ目線の主人公の目にとても力があり、美しいのも印象的です。
学生らしい初々しさが漂っているのも好感が持てます。
第9回“一般CM部門賞”授賞作品「Strong」編
冴えない(ように見える)中年男性がハリの穴に糸を通そうとしているシーンから始まります。これから何が始まるのかと興味深々で見ていると、なかなかうまくいかない中、スタイリング剤をつけて髪を整え、再度挑戦。今度は一発で針の穴に糸を通すことに成功。爽快感のあるCMです。
第9回“ビジュアル賞”授賞作品「汚れた顔にはキスできないから」編
曇りガラスの向こうにいる女性が何かえおガラスに塗って水をバシャっとかけて拭くと、とてもキレイに視界が開けます。汚れをキレイにしてくれたのですね。非常にシンプルな内容ですが、説得力のあるCMです。学生らしいアイデアは素晴らしいです。
第9回“撮りっぱなしCM部門賞”授賞作品「GATSBYボディペーパー 全身がレンズに」編-第9回GATSBY学生CM大賞-
手と足と顔とお腹が画像に映し出され、合図とともにその部分を拭くシーンになります。思わず笑ってしまう内容です。分かりやすくて、ユニークな内容です。顔が出ているヒトはサングラスをかけているのも、独特な雰囲気で印象的です。
どのCMも学生らしい新鮮な感覚の内容です。学生がみんなで集まってわいわいと話し合い、撮影をしている様子が目に浮かぶようです。