ファッションブランド『JOYRICH(ジョイリッチ)』や、セレクトショップ『シスター』は、個性的なデザインとカラフルな色合いが売りで、原宿系ファッションを好む人たちから絶大な支持を得ています。
果たしてこれらのファッションブランドは、プロモーションビデオも個性的なのでしょうか。
2つのブランド(セレクトショップ)の動画から検証してみました。
JOYRICH(ジョイリッチ)
JOYRICH(ジョイリッチ)はビビットカラーやデザイン性の高さが売りのファッションブランド。コンセプトは「自由・希望・夢・愛」。海外セレブにもファンが多く、特にK−POPアイドルや韓国芸能人の愛用者が多いそうです。そのため、原宿系ファッションだけでなく、“Kファッション”好きの間でも人気が高いんだとか。
それでは早速、動画を見てみましょう。
舞台はラスベガス!「危険な遊び」を彷彿とさせるPV
こちらは2013年の秋・冬コレクションのプロモーション動画。大胆すぎる真っ赤な花柄のアウターやキャップに、体のラインがそのままあらわれるピッチピチのワンピース。これぞJOYRICH!といった服をまとった男女が、ラスベガスで“オトナ”な遊びを楽しむという内容。BGMはSteppenwolfの『Bone To Be Wild』。
同ブランドのコンセプトである「自由・希望・夢・愛」を体現したような動画です!
まるでミュージックビデオ!撮影用の小道具もとにかく派手
こちらは2013年、春・夏コレクションのプロモーション動画です。ファッションブランドのPVというより、海外アーティストのミュージックビデオといった感じ。撮影用の車やチェアーといった小道具もデザイン性の高いものを使用しています。アップテンポなBGMがド派手な映像にベストマッチしています。
コラボ動画も必見!「JOYRICH × GIZA」
こちらはJOYRICHと、アクセサリーブランド『GIZA』のコラボ動画。GIZAのコンセプトは「好きなモノを形にとらわれずに作る」。シンガーやDJとして活躍するマドモアゼル・ユリアがデザイナーを務めています。
ふたつのブランドコンセプトに共通するのは「自由」。それが一瞬で伝わるような内容に仕上がっています。自由ってこういうことなのかも…なんて思っちゃいます。
コカ・コーラともコラボ!赤と白のイメージカラーを覆す動画に
JOYRICHは『コカ・コーラ』ともコラボをしています。驚きなのは、プロモーション動画がセピアになっていること。これではコカ・コーラのイメージカラーでもある赤と白が伝わらないのでは?と思いきや、よく見ると「赤色」だけしっかり表現されています。
全体をセピアにすることでJOYRICHの売りのひとつでもある「80-90年代レトロ」の雰囲気を出しつつ、特殊加工によってコカ・コーラのイメージカラーもキープ。素晴らしいとしか言いようがありませんね。
シスター
シスターは、東京・渋谷にあるセレクトショップ。女性本来がもつ強い意志を「ファッション」という形で表現しています。国内外からセレクトされた20以上のデザイナーズブランドを始め、1940年代~近年までのVintage/Usedアイテムを豊富に取り扱っています。
「モノクロ」でも個性や奇抜さは表現できる
シスターのプロモーション動画はモノクロです。モノクロ加工は、簡単にオシャレな動画を作れる良さはあるものの、他と差別化しにくいのが難しいところ。しかし、シスターのPVは独特な雰囲気が出ていて、なんともクレイジー。
まるで昭和初期のテレビを見ているような荒めの画質に、ひび割れたBGM。このような細かな工夫が、モノクロ動画を差別化することに繋がるのかもしれませんね。
【Sister BLOG】UPDATE 12/11 Sister presents 「Sister」Book http://bit.ly/QT4rua FAKE TOKYO.com BLOG >>http://blog.faketokyo.com/
FAKE TOKYO.comさんの投稿 2012年12月10日
今回はJOYRICHとシスターの動画をご覧いただきました。どの動画も個性的な仕上がりになっていましたね。
洋服のデザインだけでなく、プロモーション動画にもブランドコンセプトを反映させることが、新たなファンを増やすこと、そして“好き”を継続させることに繋がるのかもしれません。
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