今年は年明けから数か月、芸能人の情報流出問題が世間を賑わせています。もうウンザリ・・・という方も多いと思いますが、考えてみたら、自分のSNSやメールなどが、知らない誰かに読まれてしまうのはかなり怖いことですよね。SNSの普及に象徴されるネット社会の成長と、それに伴うネット犯罪の増加・・・・
しかしそんな犯罪から市民を守るべく結成され、今注目を浴びているのが「サイバー警察」。こんな時代です、どんな活動をしているのか、ちょっと気になりますせんか?今回はそんな「サイバー警察」について動画を交えながらご紹介します。
サイバー警察とは
正確には各都道府県警察本部に設置された「サイバー犯罪対策室」のことを、通称としてこう呼びます。1998年のサミットの後にサイバー犯罪と呼ばれる、インターネットなどを利用した犯罪の取り締まり強化を目的として設立されたものです。別系統ではなく、通常の警察組織の一部なんですね。最近では政府や企業のコンピューターに不正にアクセスする、いわゆるサイバー攻撃を専従で捜査する「サイバー攻撃特別捜査隊」が発足しています。
こちらはYouTubeに投稿されている「サイバー攻撃特別捜査隊」結成式のニュース映像です。
具体的に、どんな活動をしているの?
出会い系の取り締まり
悪質な詐欺や、援助交際などの温床とも言われる「出会い系サイト」。特に10代の若者の被害は後を絶ちません。以下のHPなどで、特に中高生やその保護者へ出会い系サイトの危険性を喚起したり、有害サイト業者の取り締まりを行っています。
http://www.npa.go.jp/cyber/deai/index.html
不正送金の取り締まり
続いてはネット犯罪の代表格といえる、不正送金の取り締まりです。銀行やカード会社を装った偽メールやフィッシングサイトなどを利用して、銀行口座やカード情報を不正に取得し、そこからお金を引き出したりする手口が代表的です。以下の動画では不正送金の手口や、その被害にあわないための対処方法が紹介されています。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7751.html?t=46
※リンクをクリックする事で、動画視聴できるサイトに遷移します。
こういったネット犯罪に関する広報活動や、関係各機関への注意喚起による犯罪対策、そして実際に被害にあってしまった際の手口の解明や捜査がサイバー警察の主なお仕事です。
もっと詳しく知りたい方は『政府インターネットテレビ』をチェック
そんなサイバー警察のお仕事やネット犯罪対策についてもっと詳しく知りたい方は、是非『政府インターネットテレビ』をチェックしてみて下さい。こちらは政府の動きや重要政策などを動画で紹介する広報サイトですが、この中にサイバー警察を中心としたネット犯罪への取り組みや、犯罪対策を啓蒙する動画が掲載されています。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7751.html?t=46
※リンクをクリックする事で、動画視聴できるサイトに遷移します。
知らないうちに被害にあってしまうのがネット犯罪の特徴。インターネットはとても便利なものですが、こういったリスクも隣り合わせ。インターネットの世界は広大で、取り締まりも難しい中、サイバー警察も懸命に対処をしています。大事なのは、サイバー警察が何とかしてくれる、と思い頼りきりになることではなく、普段から犯罪事例などの情報に敏感になり、自身でできる対策を取ることと言えるでしょう。
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