COMPANY モバーシャルブログ
2016.4.15

撮影手法「モキュメンタリー」が日本で流行りそう! 代表作は『山田孝之の東京都北区赤羽』と『その「おこだわり」、私にもくれよ!! 』

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「モキュメンタリー」という撮影手法を知っていますか?

 

モキュメンタリーとは、映画やテレビ番組のジャンルの1つで、フィクションを元に作られる“ドキュメンタリー風”の表現方法のこと。みなさんがよくご存知の作品といえば、ホラー映画の『パラノーマル・アクティビティ』。同映画は、怪奇音に悩まされていたカップルが、真相を確かめるべくハンディカメラで一部始終を撮影するストーリー。ハンディカメラを使ったり、監視カメラを使っていることからまるでドキュメンタリーのように見えますが、実はしっかりと設定が組まれた完全フィクション。これが、モキュメンタリーなのです。

 

そして、このモキュメンタリーを用いた作品が日本でもじわじわと人気を集めています。今回は、同手法を用いた日本の作品をご紹介します!

ドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』

『山田孝之の東京都北区赤羽』は漫画家 清野とおる氏の作品『東京都北区赤羽』を原作としたテレビドラマ。『東京都北区赤羽』は、赤羽に住むデンジャラスで奇怪な人々を描いたエッセイ漫画で、赤羽では『ONE PIECE』より売れているといわれています。

 

《ドラマのストーリー》

2014年夏、ある映画のラストシーンを撮影していた山田孝之は、突如として芝居ができなくなりスランプに陥ってしまいます。そんなときに出逢ったのが清野とおる氏の漫画『東京都北区赤羽』。ここに出てくる人たちに会えば“人間のリアル”がわかるのではないかと考えるようになった山田孝之は、2014年の一夏を赤羽で過ごすことを決意し、自分を見つめ直すことにー。

 

つまり、山田孝之の赤羽での暮らし・人々との出会い・心境の変化など一部始終を追ったのが『山田孝之の東京都北区赤羽』。実際に作品を見てみると、真実と設定の境界線がわからず、ネットでも「やらせなの?」「どこまでが本当?」などと、未だに議論がつづいています。

 

予告篇が公開されているので、ご覧になってみてください。綾野剛さんと芝居について本気で語ったり、映画『モテキ』などを手がけた監督 大根仁さんから説教されたり。ドキュメンタリーかそうでないかは置いといて、とにかくおもしろいです。

 

現在は「ひかりTV」や「Amazonプライム・ビデオ」で全話見ることができますよ。

ドラマ『その「おこだわり」、私にもくれよ!! 』

『その「おこだわり」、私にもくれよ!! 』は、松岡茉優さんが主演をつとめるテレビドラマ(4月8日金曜日 深夜スタート)。

 

こちらも清野とおる氏の漫画『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』を原作にしたモキュメンタリードラマ。前作『山田孝之のー』の評判が良かったため新たに映像化された模様。

 

《ドラマのストーリー》

日常生活の中で、他人にはなかなか理解できないけれど、本人は幸せになれるこだわりをもった人=「おこだわり人(びと)」の姿を浮き彫りする、1話完結型。第1話では、松岡茉優さんが「モーニング娘。」として観客の前でステージに立ち、パフォーマンスを行います。なぜそのような経緯にいたったかは本編をチェック!ゲストは斎藤工さんや八島智人さんなどの個性派俳優が勢揃いです。

 

動画はまだ公開されていませんが、原作漫画『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』を一部無料で読めるそうです。ドラマを見る前の予習として、ぜひチェックしてみてくださいね。

http://www.moae.jp/comic/okodawari

日本でモキュメンタリーが流行りだしたのは、『山田孝之の東京都北区赤羽』のおかげといっても過言ではありません。同作品の演出を担当した山下敦弘監督・松江哲明監督は「東京ドラマアウォード2015」で演出賞を受賞しています。それだけ反響があったということですね。

 

モキュメンタリーを用いた作品、これから目が離せませんね


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