当初は主に軍事目的に使用されていたドローン(小型の無人航空機)ですが、それが一般化されるにあたって、現在では空撮などでも大活躍しています。動画サイトにはドローンで空撮された動画が大量にアップされており、普段人の目線ではなかなか見られない風景の動画などが日々話題になっています。
しかしドローンの活躍の場は、今後こんな方向にも広がっていきそうです。
ドローンの宅配利用を日本政府が推進!
ドローンに配達物を設置して空輸で届ける、通称”宅配ドローン”。大手米企業の「Amazon.com, Inc.」が運営する通販サイト「Amazon.com」が積極的に実用化を目指していることも話題になっていますが、もしかしたらそれより早く日本で宅配ドローンの実用化が実現するかもしれません。
国家戦略特区に千葉市を指定!世界初のドローン宅配便
こちらのニュース動画の内容は、千葉市を国家戦略特区に指定し規制を緩和、千葉市でのドローンによる空輸を日本政府が推進するというものです。ちなみに2020年までの実用化を目指すとの事。Amazonも参入し、これから千葉市の空ではドローンを頻繁に見かけるようになるのかも?
堀江貴文が語るドローン宅配の実用化「意外と早かった」
この動画では堀江貴文さんが宅配ドローンについて見解を述べています。それによれば、将来的には重い荷物は自動運転のトラックが、軽い荷物は宅配ドローンが輸送し人間は不要になるとの事。宅配ドローンが実用化されれば、運輸業界はそれに合わせた変革を求められそうですね。
徳島で日本政府がドローンによる初の貨物輸送実験
このニュース動画で流れているのは、国土交通省によって徳島県那賀町で行われた宅配ドローンの輸送実験の様子です。事業化についても既に進められているようです。
こんな分野でも活躍が期待されている
ドローンによる空輸は、宅配便だけでなく以下の動画のような分野でも実用化が期待されています。
ドローンにAEDを搭載し空輸
空を飛べるドローンならば、人や車が入り込めない場所でも医療機器を輸送できます。この動画ではドローンで空輸されたAEDを使った救命訓練の様子を見ることができます。
スイス政府がドローンによる郵便配達実験を開始
スイスではこの動画のように、郵便物をドローンで配達するための実験が行われているようです。
いずれは空が近未来SFのような光景に?
事故や盗難、プライバシー関連など問題はまだまだ多そうですが、国家政府や大手企業が参入している以上、やはりいずれは宅配ドローンは実用化され、一般的な存在となっていく可能性が高いといえるでしょう。たくさんの小型航空機が行き交う近未来SFのような光景が現実になる日もそう遠くはないのかもしれません。