数多く制作されるアニメの中でも、ヒットした作品の曲やその曲自体が話題を呼んだ場合など、アニメファンの域を超えて人気が高い曲があります。今回は、そんな多くの方にもおすすめできるアニソンのムービーを集めてみました。曲はもちろんのこと、一緒に流れる映像にも注目したいムービーがそろいました。
リアルな演奏をアニメで再現した名シーン
2006年と2009年にアニメが放送され、原作のライトノベルとともに大きな話題を呼んだ作品「涼宮ハルヒの憂鬱」の劇中歌として使用されていた「God knows…」は、疾走感あふれるロックテイストの楽曲です。この曲自体ももちろんかっこいいのですが、この曲で話題になったのは、実際に作中で涼宮ハルヒが歌う映像です。その映像では、涼宮ハルヒ役の平野綾さんが歌っているときの表情がそのままハルヒの表情に反映され、リアルな場面を作り出しています。また楽器演奏に関しても、実際の演奏に準じて映像が作られており、臨場感あふれるバンド演奏のシーンとして語り継がれているのです。このムービーではその伝説のシーンを堪能することができておすすめです。
紅白歌合戦でも披露された大ヒットアニメの主題歌
2013年にTVアニメが制作され、大きな反響と人気を呼んだ「進撃の巨人」では、その主題歌となったLinked Horizonの「紅蓮の弓矢」は、その年の紅白歌合戦で披露されるなど異例の大ヒットを記録しました。また、この曲でのMAD動画についてレコード会社が推奨した動きもあって、ヒットの波はどんどん波及していったのです。また、ネットなどではサビ部分の「イェーガー!」で盛り上がるなどの動きも流行しました。このムービーはTVアニメのオープニング映像と合わせたもので、疾走感あふれるかっこいいおすすめ映像となっています。
ボカロPとのコラボで描き出す世界観が人気に
このムービーは、2014年に放送されたTVアニメ「アオハライド」の主題歌となったCHiCO with HoneyWorksの「世界は恋に落ちている」です。もともとソロ歌手としてデビューしたCHiCOさんが、ボカロPとしても知られるクリエイターユニット・HoneyWorksとコラボして制作されたこの曲は、アニメの主題歌としても人気を呼んだだけではなく、ミュージックビデオでも曲と映像のマッチングで大ヒットを博したおすすめの曲です。このムービーでは、HoneyWorksのイラストレーターによるムービー制作が行われており、青春の爽やかなイメージをさらに盛り上げています。
謎に包まれたアーティストのミュージックビデオ
年齢や性別などは一切非公開という謎のアーティスト・ナノさんの楽曲「Nevereverland」のムービーがこちらです。この曲はライトノベル原作のOVA「アークIX」の主題歌として使用されました。アメリカ・ニューヨーク出身のナノさんが発信する音楽は、ニコニコ動画で日本語曲を英語に訳して歌ってみた動画をアップして人気を博したアーティストです。ちなみにこのムービーは海外から日本のオタクカルチャーを発信している「Tokyo Otaku Mode」チャンネルから発信されているもので、海外からのおすすめ度がうかがえます。
日本でのアニメ市場はどんどん拡大を続けていて、そこで使用されるアニソンやそれに付随する映像にもおすすめのものがたくさんあります。日本が誇るサブカルチャーはすでに小さな枠の中にあるものではなく、さまざまな方が触れて楽しめるカルチャーともなりつつあるのです。そんなおすすめアニソンを堪能してください。