テレビのミステリー特番や動画サイトでは数多くのUFO(未確認飛行物体)が紹介されていますが、果たして本物といえる映像があるのでしょうか。映像関連を含め様々な技術が発達した現代においては、UFO映像を”作り上げる”ことは既にたやすいはずです。
ANN・東スポが取り上げたUFO映像
ニュース番組など知名度のあるメディアも、時にUFOのニュースを取り上げています。以下は、ANNと東スポが取材し動画サイトで公開したUFOの動画です。
ANN:ロシア上空で飛行機を追いかけてきたUFO
ドイツから日本へ向かう飛行機の中から撮影されたという動画です。謎の巨大な物体が飛行機の後を追ってきていますが、速度はゆっくりで、特に敵意はないように見えます。
東スポ:番組収録中に現れたUFOらしき発光体
こちらは、番組の収録中に偶然現れたという複数の謎の発光体が映された動画です。遠すぎてよく見えないですが、空中でずっと静止していたり、数が増えたり減ったりするのは不思議ですね。
UFOと誤認する3つの可能性
テレビ番組や動画で紹介されているUFOは、まず一般的なものとしては、以下のようなものをUFOと誤認している可能性があるのかもしれません。
1.ドローン
もともと軍事用だったドローンも一般で市販されるようになり、現在では誰でも簡単に手に入れられるようになりました。この動画のように、円盤型のドローンも存在しています。もしこれが上空を飛行していたら、遠くから見た人はUFOだと信じてしまう可能性があります。
2.電飾カイト
この動画では、様々な色に点滅する物体が上空を浮遊しています。これは電飾カイト(凧)のようですが、知らない人が見たらやはり「UFOが現れた!」と興奮してしまうかも。
3.映像合成
UFOに見せる最も手の込んでいる手法としては、映像合成があります。空中停止に瞬間移動、UFOの外観も自由自在です。この動画も、風景が現実のものだけにリアル感があります。現在では、個人でもこのような動画が簡単に制作できてしまいます。
UFOは実在するのか?
UFO出現時にたまたま周囲に居合わせた人々のリアクションも仕込もうと思えば仕込めますし、ドローンも年々さらに高性能な機体が開発されています。映像に関しては、UFOや宇宙人を題材にした映画などを見れば、その気になればいくらでも高度なUFO映像を作れることがわかるでしょう。
しかし、宇宙は無限大といえるほどに広いです。この世の知的生命体は私たち人間だけ、と宣言するのにも逆に無理があります。それにUFO映像についても、本当に何も仕込んでいないものもあるのかもしれません。
無限に広がる宇宙の神秘、認識できないほど膨大に存在する他の惑星、そしてそこに生物が存在する可能性など、まだほとんど何も解明できていないというのもまた現実なのです。