会社を支えているのは言うまでもなく社員の存在です。お客さんも勿論いなければなりませんが、それ以前にサービスを作る人がいなければ商売も何もありません。企画書を作り、制作することは企業がサービスを作り、クライアントに対して提供するために必要不可欠な仕事であり、重要な責務があります。そんな企画書を題材にしたストーリー性のあるCMを3つご紹介します。
コニカミノルタマンⅠ崖っぷちサラリーマン/コニカミノルタ
このCMは若手社員の成長を描いたもの。先輩の奥さんが出産することになり、先輩は企画書の作成という仕事を残したまま妻の元へと駆けつけることに。残されたのは後輩の若手社員と企画書の仕事。これまで先輩のサポートを続けていたものの、一人の手だけで作ったことはなかったため、抜擢された大役に不安と緊張、使命感が生じることになる。
そこで登場するコニカミノルタマン。彼は若手社員が朝方まで孤軍奮闘するのを陰ながらサポートをしてくれるコンシェルジュのような働きをしてくれる。若手社員は彼の助けもあり、無事に先輩の望み通りの企画書を作成することに成功する。赤ちゃんも無事に産まれ、万事良い方向へと向かう希望の兆しが見えてくる。
CMの序盤で提示される出来事が最後に結び付くのも良いですね。母からのメールに答えあぐねる様子が、最後には自信を持って返信できるようになる。このシーンに若手社員が一皮むけた様子が伺えます。
コニカミノルタマンのCMはシリーズ化されており、この他にも何本かの違うストーリーのCMがアップロードされていますので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。
人がいる。キヤノンがある。『企画書篇』
お次はキヤノンのCMです。これは先輩が作成した企画書をプリンターを用いて印刷した際、若手から見せてくれとせがまれて快く見せたものの、内容がそれほど面白くなかったという少しせつなくも笑えるストーリーになっています。
プリンターのCMで、機器の特徴でもあるICカードでなければ印刷不可能であること、データは暗号化されておりセキュリティ面も万全であることも伝えられています。短い時間という制限がある中でセールスポイントの紹介と、印象に残る面白さの2つが上手に表現されています。
実際に彼と同じように仕事で企画書を作っているサラリーマンの方は少し心に響くかもしれませんが、現実世界でもありそうなもので、なかなか心苦しいかもしれませんね。他人だからこそ面白く見えますが、もしも自分が主人公なら、と考えると少し複雑です。
いまひとつ企画書の必要性にピンと来ない人も多いと思いますが、今回のCM動画をきっかけに企画書の大切さを改めて感じる方もいると思います。もしかしたら、印象的なストーリーを通じて、企画書の必要性とともにCM対象の商品やサービスの魅力を疑似体験してはいかがでしょうか。