結婚式をテーマにしたCMには面白いものから感動的なものまで、良いCMばかりです。人生の一大イベントでもある結婚式を巧みに用いた広告の中でも特に面白いCMを3つご紹介していきます。ユニークで感動的で、楽しめること間違いなしです。
テレビCM 30秒 結婚式篇 株式会社システナ
次は株式会社システナのCMです。結婚式の新婦から両親へ向けて手紙を読むという感動的なシーンになるはずなのにも関わらず、式に集まった面々は皆スマホをいじっている。そこで表れる「デジタル社会は、人を豊にしているか。」というメッセージ。ついつい非常識な使い方をしてしまいがちなIT機器は、はたして本当に人々を豊かな生活へと導いているのか、という疑問は、現代社会において切れ味の鋭い疑問と言えます。手紙を読み終えると、突然場内の明かりが消え、そこに現れたのは場内を彩る、デジタルでできたイルミネーション。最後にこの会社のメッセージでもある「ITはもっと幸せをつくれる。」という言葉が出てきて終わりとなります。こちらはメッセージ性が強くて面白いCMですね。
TOSANDO music CM 披露宴編 full
最後にご紹介するのは東山堂のCMです。新婦の父から新郎新婦に向けたメッセージのコーナーに入り、父が始めたのはピアノの演奏。そこで奏でられたのは思い出の曲、パッハベル作曲の「Kanon」。そして新婦の思い出がフラッシュバックしてくることになります。母からKanonを教えてもらったことや、母が天国へと先立ってしまったこと、父と喧嘩をしたこと…。思い出があるこの曲を不器用な父が弾いている。下手くそな演奏なのに、涙が止まらない。最後に出るメッセージは「音楽は、言葉を超える。」という言葉。新婦の「がんばれ、お父さん。」という言葉には涙腺も崩壊してしまいそうです。不器用ながらも一生懸命演奏を続ける父の姿が目蓋にやきつき、ありがとうという言葉も、ごめんなさいという言葉も、幸せになりますという言葉も必要なくなる。まさに家族の絆が綺麗に表現できていて、とても感動的な良いCMですね。
CM映像「箱入り娘、涙の結婚式」篇 『METAL GEAR SORID V:THE PHANTOM PAIN』
※現在は非公開になってしまっています。
プレイステーション時代の名作「メタルギアソリッド」が時代を超えて進化したプレイステーション4ソフト「METAL GEAR SORID V:THE PHANTOM PAIN」のCMです。新郎新婦は段ボールで身を隠しながら式場入り。そして段ボールをかぶったまま誓いのキスをする。既にメタルギアソリッドをプレイした方ならば分かると思いますが、段ボールを被るのは、ゲーム内で登場する主人公スネークが敵から身を隠すために使った手段で、この時点でもう笑えてきますね。そして結婚式は順調?に進行されていき、クライマックスの新婦から父へと宛てられた手紙を読み上げることになります。メタルギア最大の謎に触れ、「それはこのゲームをプレイして解き明かしてくれ」という父のメッセージを受け取ることになります。ゲームを作っている会社らしい笑えるCMですね。
結婚式は人生における大切なイベント。人それぞれ、感動的なワンシーンがあると思います。今回のCM動画を見て、「結婚っていいな」「こんな道具が欲しいな」など、さまざまな気持ちが頭を駆け巡るはずです!