80年代に流行ったCMには具体的にどのようなものがあるのでしょうか。それぞれ、
当時多くの人が口ずさんだキャッチコピーと併せてご紹介いたします。
武田薬品工業 ー カゼ(風邪)は社会の迷惑です
最初に挙げるのが、俳優の中村雅俊さんが出演していた、武田薬品工業の
「ベンザエース」のCMです。
このCMでは「カゼ(風邪)は社会の迷惑です」というキャッチコピーのもと、
80年代の日本経済を支える人々の体調管理を応援する作品となっています。
マルマン ー 私はこれで会社をやめました
次に挙げるのが、マルマンが販売している「パイポ」のCMです。このCMでは当時
流行語にもなった「私はこれで会社をやめました」というセリフが印象的です。
80年代から現在においても販売されているロングセラー商品ではありますが、当時
のCMのインパクトが現代においても大きく影響していると言えるでしょう。
ライオン ー 5時から男のグロンサン
タレントの高田純次さんが出演していたライオンの「グロンサン」のCMも、80年
代当時とても人気のあった作品。「5時から男のグロンサン」というキャッチフ
レーズのもと、それまで仕事が終わったらすぐに帰ってしまう人々に対し、仕事が
終わった後だからこそ楽しもうという考え方を提起していました。
大正製薬 ー 食べる前に飲む!
最後にご紹介する80年代のCMは、大正製薬の「大正漢方胃腸薬」です。これは
現在でも放送されている作品ですが、当時は俳優の田中邦衛さんが出演していま
した。
キャッチフレーズは今も昔も「食べる前に飲む!」。
まさに人々の体調管理をしっかりとサポートしていこうという意思が伝わるCM
だと言えるでしょう。
このように、現代でも使われ続けている作品が多くあるのも、
80年代CMの特徴の一つです。