21世紀になり早15年が過ぎましたが、ITインフラの整備は今や全世界的に急ピッチで進んでいます。地球上のあらゆる地域がネットワーク化され、情報のやり取りが迅速に行えるようになりました。アフリカなどのあまりITのイメージのない地域も同様。ネットがない、携帯電話を持っていないというのは過去の話。アフリカの部族の中でも有名なマサイ族では、携帯電話普及率が70%を超えるんだとか。
こうした変化に伴いWeb動画の活用も広がりを見せてまして、アフリカのミュージシャンがYouTubeにMV(ミュージックビデオ)を公開するなどしています。そこで今回はアフリカとWEB動画の最新事情をご紹介します。
Facebookも協力!アフリカのインフラが発展しまくり
昨年Facebookがアフリカにインターネット環境を提供するため、2016年後半に人工衛星を打ち上げる計画を発表したことが話題になりました。こちらはこのプロジェクトのプロモーション動画。
この衛星を打ち上げることでサハラ以南のアフリカの中でも特に情報インフラが未整備の地域でも良好なインターネットアクセスが可能になるとのこと。Facebookはアフリカの他にも南米や東南アジアの様な発展途上国に良好なネット環境を提供するプロジェクト「Internet.org」を推進しており、今回の計画もその一部。
利用者の負担が不明確であったり、Facebook中心の限定的なインターネット環境になるのでは、といった批判も出ていますが、急速な経済発展が進むアフリカのさらなる社会基盤の強化にもつながるということで、世界中のビジネスパーソンから注目を浴びています。
アフリカのミュージシャンがYouTubeに動画を公開
アフリカ中部ウガンダ出身の歌手「Eddy kenzo」は、自身のMVをYouTubeに公開しています。彼は2010年にリリースした「Stamina」をきっかけにウガンダ国内で絶大な人気となり、その曲は大統領のキャンペーンソングにもなったほど。MVではアフリカのリアルな日常風景を垣間見ることができ、遠い国だが近くに感じることができます。
その一部をご紹介。
1000万回再生!アフリカの子供たちによるダンス
まずご紹介するのは彼の楽曲「Jambole」のMV。こちらは民家の庭先で、子供たちがk楽曲に合わせてダンスをするというもの。音楽に合わせて自然にダンスをする子供たちの姿が大きな話題を呼び、YouTubeでは370万回再生を記録しました。続いては「Jambole」アフリカのローカルスターであった彼を世界的に有名にした「SITYA LOSS」のMVです。道のど真ん中、固定されたカメラに子供たちがフレームインし、楽しそうに踊ります。
こちらの動画はなんと1000万回再生を記録!
みんなでお尻をふりふり!
最後は2016年リリースの最新アルバム「Zero To Hero」の収録曲「Mariaroza」のMVです。映し出されるのは雑然とした、決して豊かには見えないウガンダの街の風景。そんな中曲が流れると子供たちが踊りだします。おじさんたちも、女性たちもみんなでお尻をふりふり。とても楽しそうです。本当の豊かさとは何か、幸せとは何かを伝えてくれるMVです。
インターネットを通して、世界中がひとつになりつつあります。これからはWEB動画で様々な地域の様子を簡単に見ることができるようになるのでしょうね!
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