動画を撮影する際、知っておくと撮影がより面白くなる用語のひとつに「画角」というものがあります。撮影された映像の印象を大きく左右する画角ですが、初心者からしてみればイマイチよくわからない単語ですよね。画角とは一体、何を意味する用語なのでしょうか?
動画解説:画角とは
知りたい情報を動きのある映像でわかりやすく理解したいときに、YouTube動画はとても便利です。世界第2位の検索エンジンといわれているだけに、ジャンルを問わず情報量も豊富。画角については、こんな解説動画がアップされています。
画角って何?クローズアップ・広角って?
この動画で解説しているように、画角とはつまり映像として映されている範囲を指す用語で、「視野角」と呼ばれることもあります。レンズによって画角は様々で、記載される際には”角度”で表されます。特に定められてはいませんが、一般的にはレンズごとの画角は次のようになっています。ちなみに、ズームが可能なレンズでは機械的に画角を変更できます。
・超広角・魚眼レンズ:最大180°以上
・広角レンズ:100°〜60°
・標準レンズ:50°〜 25°
・望遠レンズ:15°〜 10°
・超望遠レンズ:8°〜 1°
標準・超広角レンズの画角比較
実際、画角の数値が異なるレンズでどのぐらい見え方が変わるのか比較しているこんな動画もあります。別々の場所で撮ったのかと思えるほどに違いがはっきりしていますね。ちなみに、焦点距離50mmの標準レンズの画角が46.8°、焦点距離12-24mmの超広角レンズのほうは画角が122°- 84.1°という仕様です。
適切な画角で撮影する方法
シーンに合った画角で動画撮影を行いたい場合、どのようにすればいいのでしょうか。まずはプロの現場を覗いてみましょう。
プロの現場での画角測定法
カメラ以外に、ビューファインダーやアプリなども使用しているんですね。プロ仕様の重いカメラでなくとも、例えばズーム機能のないレンズを使用する場合の下調べなどに、こういったアイテムは役立ちます。
ビューファインダーを使用する
ビューファインダーには、よりクリアな視野で被写体を見れるというメリットもあります。モニタなどと違い、反応が遅延し刹那のシーンを逃すということもありません。
iPhoneアプリ「Director’s Finder」
こちらは、iPhoneをビューファインダーとして利用できるようにするアプリ。こういったアイテムを使って事前にシミュレートしておけば、よりそのシーンに合った画角で理想的な映像を撮影できます。また、いろいろなレンズで撮り比べる手間もかかりませんし、撮影当日の荷物も減らすことができそうです。
撮影イメージに合った画角は?
より理想に近い映像を撮影するためには、そのイメージを表現するのに適切な画角のレンズを使用することが重要といえるでしょう。