COMPANY モバーシャルブログ
2014.12.18

近い将来「俳優」がいなくなる!? 70年代〜現代のCG変遷まとめ

cg_photo

映画やアニメ、TVコマーシャルなどで使われる「CG(コンピューターグラフィックス)」。

その技術力は年々高まっており、最近では、公開中の映画『寄生獣』のクオリティが話題

となっています。今では当たり前のように使われているCGですが、当初はどうだったので

しょうか。 

 

No.8素材-画像1

(出典:シネマトゥデイYouTube公式ページ 『寄生獣』予告編2より) 

CGの実用化がはじまった1970年代〜現代まで、歴史を追ってみましょう。(弊社調べ)

1970年代:CGの実用化がはじまる

1979年に木星探査衛星ボイジャー1号のシミュレーションCGが公開されました。当時、

このようなCG技術はNASAしか作ることができなかったと言われています。

No.8素材-画像2

(出典:移動式プラネタリウムによる出張投影  http://www.yokohama-mobilepla.jp/mokuseitoboizya.html

1980年代:CGが世の中に普及。
映画にも使われはじめる

CGが初めて映画に使われたのは、1982年にディズニーが公開したSF作『トロン』です。

その映像スタイルはあまりにも鮮烈で、世界に衝撃を与えました。今も尚、CG映画を語る

上で必要不可欠な作品です。

1990年代:CGアニメーションゲームの登場

 

1992年に公開されたゲーム『天外魔境II 卍MARU』は、CGの完成度の高さが話題になり、

制作過程がドラマになったほどです。また、『ファイナルファンタジーⅦ』は、当時

「グラフィックの最高峰」として、その伝説は未だに受け継がれています。

 

1997年にはフルCG初の試みとなる、映画『トイストーリー』が公開されました。

2000年代〜現在:より豊かな顔表情を表現

2000年代に突入すると、その技術は増々高まります。3D映画の代表、映画『アバター』は

タイタニックを抜き歴代映画の全世界興行収入1位となりました。

同映画の監督ジェームズ・キャメロンは、撮影のプロセスや開発した使用機材の技術など

「3D映画のすばらしさ」について講演を行い、多くの映画関係者訴えかけました。こうし

た監督自身の活動も、3D映画を広めたきっかけのひとつといえるでしょう。

 

近い将来、本物に近い人物の再現が可能になり、俳優がいなくなるかも・・・とまで言わ

れています。

このように、当時は一部の専門家しか使用できなかった技術が、今では当たり前に普及しています。今後もCG技術の進化が楽しみですね。