世界各国でコカ・コーラのCMが放映されています。その中でも北欧は心温まる演出が特徴的です。いわゆる北欧と呼ばれているのは、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランドに、バルト三国、ブリテン諸島、アイスランドを含む国です。日本では映画の撮影場所に使われたり、北欧家具やファッションなどおしゃれな印象が強いかもしれません。北欧の気候には厳しいイメージがあるかと思いますが、そんなことはありません。大概の地域がメキシコ湾流のおかげで、緯度のわりには比較的温暖です。日本のように四季ははっきりと分かれ、夏は白夜になる地域も多いのが特徴です。穏やかな気候と国民性がCMの演出にも生かされているのかもしれません。
今回は、そんな北欧の中でもスウェーデン、フィンランド、ノルウェー、デンマークで放映されていたコカ・コーラのCMを集めてみました。
Coca-Cola Happiness Machine – Sweden
「ハピネス・マシーン」と名付けられたスウェーデンのコカコーラのCM。冬の夜にバス停の横に設置されたコーラの自動販売機。寂しくバスを待つ人がコーラを買ってみると思わぬ演出が!驚きと、思わず笑顔になる瞬間が印象的です。
Coca-Cola: Share a White Christmas
フィンランドのコーラのCMです。クリスマスにテレビを通じて、シンガポールとフィンランドをつなぐ内容。フィンランドでテレビの前にあるスペースに雪を入れると、シンガポールでは・・・。続きは映像を見てみてください。映画のような心温まる演出です。
Coca-Cola zero TVC Commercial 2012 Norway
ノルウェーやデンマークで放映されたコカ・コーラZEROのCMです。爽やかな楽曲にのせて、健康的な演出がされています。手書き風のテキストも演出にあっています。
Share a Coke “Thank You” film Denmark
最後はデンマークのコカ・コーラのCMです。シェアをテーマにした、こちらの演出は、リズミカルな曲にのせてスケートボードで街を疾走する青年が主人公です。街で会う仲間や街頭の広告などにコカ・コーラのマークを見つけることができます。最後は仲間と集まって記念撮影。テーマを軸にしたシンプルながら伝わる演出です。
今回の北欧で放映されていたCMには、冬とコーラや、家族とコーラなど、意外な組み合わせのCMを見つけることができました。これらはターゲットとなる層や伝えたいイメージに合わせて演出すれば、商品がもともと持っているイメージを更新できる好例でもあります。参考にしてみてください。