動物の体は「食べ物」で作られているといっても過言ではありません。より自然に近い無添加のものをバランスよく摂取すれば、健康を維持し病気を予防することができます。これはヒトだけでなく、犬も同じ。安いドッグフードは添加物がたっぷり入っていたり、人間用では使い物にならなかった肉が使われているなど体に良くないものが含まれていることがあります。
自己管理ができない犬にとって最も安心なのは、飼い主の愛情がたっぷりつまった「手作り」のご飯。今回はYouTubeで人気のレシピと、「これってあげてもいいの?」という疑問を解消してくれる、心強い動画をご紹介します。
一日でも長く愛犬と過ごすために、今日から手作りご飯にしてみませんか?
健康は日々の食事から!体に優しい手作りレシピ
夏野菜たっぷり!トマトマリネ風
サケのムニエルと野菜いため
和風オムライス
電子レンジで!タラと野菜の犬ごはん
ささみジャーキー(おやつ)
手作りごはんに変えて、疑問が生じたら・・・
慣れない手作りご飯で不安も多いはず。そんなときはドッグセラピストが提供する動画を見て疑問を解消しましょう。「レバーは食べてもいいの?」「塩分の摂取量は?」などなど、視聴者から寄せられたさまざまな質問に答えてくれています。
犬が摂取する塩分量って?
犬は汗をかかないため、体からミネラルが出ることはありません。したがって味付けに塩分を加える必要はなく、食材に含まれているものだけで充分なんだそうです。ヒトと同じで塩分を取りすぎると高血圧になり心臓に負担がかかってしまうので、充分注意してくださいね。
犬にレバーをあげても大丈夫?
レバーは栄養価が高く脂質が少ないので、積極的にとった方が良いそうです。かといって取り過ぎはNG。これは人間も同じで、いくら体に良くても同じものを毎日大量に食べれば悪影響を及ぼします。レバー単体ではなく、他の食材と混ぜるなどバランスを考えて与えるようにしましょう。
犬にトマトをあげても大丈夫?
トマトは低カロリーでビタミンやミネラルが豊富で免疫力も高まるので積極的に摂取した方がいいそうです。夏はもぎたてのトマトを使い、冬はトマト缶を使うと一層おいしく仕上がります。
要注意!絶対犬に与えてはいけない食材
犬とヒトは体の作りが違うため、「絶対にあげてはいけない食材」がハッキリしています。最悪の場合、死を招く恐れもありますので充分注意してください。
《危険な食材》
◆ネギ類(ネギ・たまねぎ・ニラ・にんにくなど)・・・・・
玉ねぎに含まれるアリルプロピルジスルファイドなどの成分が赤血球を破壊し、溶血性貧血、ハインツ小体性貧血を引き起こします。摂取量によっては死に至ることも。スープやソースに入った“エキス”もNGです。
◆カカオ類(チョコレート・ココアなど)・・・・・
カカオの成分であるデオブロミンが中枢神経を刺激する毒素となります。発作やけいれん、嘔吐を招く危険な食材です。
◆ブドウ、レーズン・・・・・
腎臓に負担のかかる食材です。摂取した2〜3時間後に嘔吐や下痢になり、腎不全を起こす危険性があります。
◆アボカド・・・・・
アボカドに含まれるペルジンは、犬や猫にとって有毒物質。胃腸の炎症を起こし、死亡するケースがあります。ハムスターやフェレットなどの小動物も同じです。
◆マカデミアナッツ・・・・・
摂取すると異常な高熱を出し、筋肉が硬直。心拍数が増加してふるえが止まらなくなど、大変危険な食材です。
◆キシリトール・・・・・
たった少量でも30分以内に血糖値が低下し、歩行困難、肝不全などを引き起こします。人間用“ガム”の誤食など、くれぐれも注意しましょう。
自己管理ができない犬の健康維持は、飼い主の手にかかっています。犬や猫もヒトと同じ生き物ですから、できるだけ無添加で体にいいものを食べさせてあげたいですね。
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