視聴者に内容が最後まで伝わる動画を制作したいのなら、とても重要となってくるのがその動画の構成です。どれだけ熱く語っても、またそれがどれほど面白い企画だとしても、ただ淡々と垂れ流すだけでは視聴者はすぐに飽きて去ってしまう可能性が高いです。動画制作において、構成というものはその動画の視聴時間を左右する重要なファクターと言っても過言ではないでしょう。
4つの要素を意識して動画を制作する
動画を構成する要素として、一般的には4つのポイントが重要であるとされています。人によってその4つのポイントの呼び名は様々であり、また動画の内容によっても違いがありますが、基本的には以下に挙げるような点を意識しつつ構成を考えるのがベストです。
㈰ツカミ
動画の導入部は非常に重要です。何か視聴者のハートをグッとつかむような内容にすることで、まず手を止めてくれる可能性が高くなります。
㈪興味を引く
この段階では、ツカミで惹き付けた視聴者の興味を持続させるような内容にします。情報を小出しにしたり、何らかのアクションや、問題を投げかけるというのも良いでしょう。
㈫印象付ける
そしていよいよ見せ場です。情報をまとめたり、商品やサービスの魅力をアピールしたり、またアクション主体の動画ならばクライマックスシーンを盛り込みます。
㈬締める
最後まで見てくれた視聴者ならば、関連する他の動画やサイトも見てくれる可能性があるため、誘導する内容や実際に行動を起こさせる内容にします。
ネット上には、こういった動画構成に関する4つの重要な要素を紹介している動画も上げられています。
惹き付ける構成の考え方
この動画で説明しているように、ツカミの部分でいきなり結論を盛り込むというのも効果的です。初っ端からグダグダしているような動画に比べ、視聴者が興味を維持してくれる可能性は格段に高くなるはずです。
伝わる構成はAIDAの法則にお任せ!
こちらもまた独自の法則を紹介している動画ですが、やはり構成のポイントは4つのようですね。
4つの要素を盛り込んだ超人気動画CMの実例
以下に挙げる動画CMは、それぞれ再生回数1000万回を突破している超人気の動画ですが、やはりその構成に4つの要素が絡んでいるのが見受けられます。
ホテル料金比較サイト『トリバゴ』動画CM
いきなり登場し日本語を流暢に話す金髪の美しい外国人女性。そんなインパクトのあるツカミから、サービスのわかりやすい説明、そして最後にはサービス名と共にサイトURLも添えています。
カップヌードル動画CM「サムライ in ブラジル」
ブラジルの街に唐突に現れた鎧武者。ツカミはインパクト抜群です。そしてサッカーボールを使った軽快なリフティングは2段構成、中盤からは強敵と対決します。最後にはやはり商品の紹介も。