誰でも気軽に投稿できて、しかも世界中の人が閲覧できるYouTubeの動画を宣伝媒体として利用するケースも増えています。以下で紹介するのは、映画・俳優専門学校の動画なのですが、プロ顔負けの本格的な仕上がりになっています。一度YouTubeで学校動画を見てみるのも面白いでしょう。
2期神林裕介 監督専攻卒業 学校CM
こちらは東京フィルムセンター映画・俳優専門学校の卒業生の制作した動画です。実写の動画の他にもCGやスーパーなどを使って、見ている人を飽きさせないような演出が随所に施されています。一切のナレーションを加えず、BGMだけが流れる構成です。余計な説明を加えないことで、逆に動画を集中して観賞できるようにしています。抽象的な作品ですから、見ている人がその内容を自分なりに解釈する楽しみを残している印象があります。
演劇と映画の学校「ENBUゼミナール」生徒募集CM
ENBUゼミナールという演劇と映画の専門学校のコマーシャルがYouTubeにアップされています。最初は在学生がなぜ映画製作を目指しているのか、最終的な目標は何かについてインタビューに答える構成です。結構ありふれた演出ではないかと思ったところ、まるでバラエティのドッキリ企画のようにいきなり格闘技関係の道場に連れて行かれます。「アクション映画を作るのなら自分の体で覚えろ!」というわけです。
もちろん学校のカリキュラムでこのようなドッキリはないでしょうが、必死になってアクションを習得しようとする生徒のまなざしに「どうしても映画の世界で活躍したい」問う思いが画面を通してひしひしと伝わってきます。
【東京アニメ・声優専門学校】映画館CM
東京アニメ・声優専門学校のコマーシャルは、YouTubeで閲覧できます。アニメ作品の初期段階で作成されるデッサンが目の前に広がります。白と黒のモノトーンで、シンプルな絵なのですが、疾走感が素晴らしいです。日本が世界に誇る技術のアニメのレベルの高さをこのYouTube動画を見ているだけでも、よく理解できるはずです。アニメや声優などになりたいと思っている人は、一度どのような教育が行われているのか見学してみたい、そのように思わせる動画作品と言って良いでしょう。こちらの動画ですが、YouTubeだけでなく映画館でも本編の前のコマーシャルでしばしば放映されているといいます。
最初の作品は専門学校の卒業生、そのほかは専門学校で作成しているコマーシャルです。プロのクリエイターが制作しているわけではないかもしれません。しかしいずれの動画を見ても、いわゆるテレビコマーシャルで流されているような作品と比較しても、映像の質や構成などで引けを取らない作品に仕上がっているといえます。YouTubeでは、このほかにも映像系の専門学校のコマーシャル動画がいろいろと配信されています。いずれも1分前後で終わりますから、空いている時間を使って一度閲覧してみるのも良いかもしれません。