企業が打ち出す広告は数知れず、私達の身の回りには常に何かしらの広告が出されています。たとえば電車に乗るだけでも中吊り広告を目にしますし、街を歩いていても看板広告を見かけないことはありません。これは家の中に居ても同様で、テレビを見ればテレビCMが、ネットを見ればバナー広告が出されており、周囲には常に広告が存在することが分かります。企業に対するイメージは商品やサービスの質の高さなどで形成されていくだけでなく、こういった広告によっても定着していくことになります。
動画を活用した宣伝活動
近年では無料動画視聴サイトを活用して宣伝活動を行っていこうという動きも広まりつつあります。動画コンテンツを作り、投稿するだけで、見てもらえるかどうかは分からないので、確実性が無いのではないかとの意見もあります。料金を支払えば何かの動画を見る前にCMを流すことも可能ですが、その方法と比較して強制的に見てもらうわけではなく、また掲載するための費用も発生しません。話題になるような動画を作ることができれば、それだけで宣伝活動になるというわけです。
ファッションブランドは動画コンテンツも面白い!
動画コンテンツは何社もの企業が投稿していますが、中でも面白い動画を作るのがファッションブランドです。どのブランドもスタイリッシュでカッコイイ動画を投稿しています。
シャネル
シャネルの5番を一躍有名にしたマリリンモンローの言葉。「シャネルの5番を数滴」を再び使用したCMです。マリリンモンローの美しさは数十年経った今でもまったく色あせる様子がなく、変わらず強烈なインパクトを与えてくれます。
カルティエ
映画のワンシーンのような映像がとても美しいです。豹が主役となっており、それ以外にも動物をそこここに配置することで、力強さや繊細さが表現されているように思います。ラスト、全てがアクセサリーケースの中に収まった時「なるほど」と唸ってしまう秀逸な作品です。
ルイ・ヴィトン
男性3人が歩いており、画面が暗転して元に戻ると、3人とも着ている服が変わっているという動画です。シンプルな構成だからこそ、映像、音楽ともにこだわりが感じられます。「ハイセンスなルイ・ヴィトン」が絶妙に表現されています。
エルメス
ブランコに乗った女性の足だけが映されています。もちろんその足にはエルメスのハイヒールやブーツが。おもちゃ箱のような音楽と相まって、絵本の中のような雰囲気となっています。
グッチ
そこここに漢字やアジア人女性が起用されているので、日本人には親しみが持ちやすいCMかもしれません。映像の中で使用されている柄が軒並み奇抜なもので、且つほとんど言葉がないため、とても不思議な印象を受けます。多くの人が抱いている「ファッションブランドらしいCM」のイメージに近いかもしれません。
プラダ
郵便配達の男性が何とも間抜けそうで好感が持てます。面白さを押し出していますが、オシャレな雰囲気もしっかりと残しているので、幅広い層から反響がありそうなコンテンツです。
ブランド物を買うときは動画でチェック
「いままでブランドに興味がなかったけど、1つくらいもっておいてもいいかも」と思っている方は、ブランドごとの動画をチェックするといいでしょう。いくつか見比べているうちに、ブランドごとの打ち出しているイメージが分かってくると思います。自分に合ったものを選ぶ際におすすめです。