2017年度卒の就職活動は、いわゆる「売り手市場」と言われています。就職活動期間の短縮も始まり、日本でも転職でキャリアアップを目指す人が増えるなど、企業にとっては優秀な人材の確保が大変な時代となりつつあります。そんなとき、新卒や転職者の採用向けの「プロモーション動画」は有効な手段のひとつ。最近では作るのが“当たり前”になってきています。
そこで今回は、転職が日本以上に盛んな海外の一流企業の採用動画をご紹介。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
GAP
まずご紹介するのは、ロゴが入ったデザインの服が特徴的なファッションブランド「GAP」です。今回の動画は、あるGAPの縫製工場で働く一人の女性が主人公。そもそも手縫いで作られていることにまず驚き。彼女は新しい製品であるコートの品質を上げるため試行錯誤します。街に出て、いろんな人にコートを試してもらい、その結果をフィードバックすることで、コートの品質は向上します。一人一人のプロ意識が、有名ブランドを支えていることがわかり、求職者の働く意欲を増しながら、ブランドイメージの向上も果たしている動画です。
NIKE
つづいて世界を代表するスポーツ用品メーカーのひとつ、NIKEです。NIKEからは商業デザイナーの募集動画をご紹介。スタイリッシュな音楽にのせたデザイン性の高い映像に仕上がっています。動画の後半には充実した福利厚生をアピールしているところも、スキルあるデザイナーへ向けてはポイントが高い点と言えます。
ゴールドマン・サックス
つづいては世界屈指の投資銀行、ゴールドマンサックスです。業務内容、働き方、国際展開などについて実際に働いている社員が語ります。しかし、色々な国の人が働いているのは、さすが世界的な大企業、と感じさせます。優秀な人材に向けての、充実な日々を約束するようなメッセージの数々が印象的な動画です。
スターバックス(USA)
つづいて日本でもおなじみ、大手シアトル系コーヒーチェーン、スターバックスです。こちらは全体的にポップな雰囲気の音楽にのせて、社員たちが入社の動機について話しています。また、社員同士のコミュニケーションの様子も描かれ、アットホームで明るい会社の雰囲気が伝わってきますね。
「世界一働きやすい企業」とも言われる、検索エンジン最大手Google。こちらの動画では入社して間もない社員のインタビューを取り上げています。なんと、入社してすぐに重要なプロジェクトを任されたという男性。優秀な、即戦力を求めるアメリカの企業らしいアピールの仕方と言えますね。
消費者向けのPRとは一味異なる、求職者向けの動画。企業ごとの戦略や未来への方向性などがより伺える、興味深いものでした。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
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