動画の制作において、フレームレートという言葉が出てくることがあります。フレームレートとは、1秒あたりに使用するコマ数を指し、1秒間にどれだけのコマ数を使うのかという数値で表されるものです。単位はfpsとなり、この数値が多ければ多いほど滑らかな動きとして見ることができます。このフレームレートについて解説したYouTube動画をいくつか紹介します。
わかりやすいフレームレートでの違い
フレームレートの数値の違いで動画の見え方がどのように異なるかをわかりやすく示したのがこちらのYouTube動画です。この動画では、クレーン車のミニカーを動かす映像において、1fps・5fps・15fps・30fpsとそれぞれのフレームレートで撮影し、それを比較しています。まずは1fpsでは、動きというよりも静止画でクレーン車の位置が変わったという程度にしかなりませんが、数値が上がっていくにつれてどんどん滑らかな動きになるのがよくわかります。短い動画ですが、フレームレートと動画の見え方の関係がよく理解できるものとなっています。
雪の降る様子をフレームレートで比較
こちらも短時間でシンプルなYouTube動画ですが、画面を4分割し、15fps・30fps・60fps・120fpsと4つのフレームレートで雪が降る様子を比較することができます。こちらもフレームレートの数値が大きくなればなるほど動きは滑らかになりますが、動画にすると雪の結晶は一番レートの低い15fpsの方がくっきりと見えます。その動画の演出方法によって、低いフレームレートでも表現したいものに合った見え方をすれば有効に使えることがわかる動画です。
アクションカメラでの撮影とフレームレート
アクションカメラとは、アウトドアやスポーツ、その他アクティビティなどにおいて、体の一部に装着するなどして臨場感溢れる映像を撮ることができるポータブルカメラを指します。YouTubeでもよく見るスキー動画や水中動画、登山動画やドライビング動画など、迫力ある映像をリアルに収めることができるのは、このアクションカメラの恩恵なのです。こちらのYouTube動画では、アクションカメラで撮影した動画とフレームレートとの関係性について語られています。こちらでは4K映像を撮影できるアクションカメラで車のワイパーの動きを撮影し、フレームレートの比較をしています。ワイパーの動きをスローモーションで再生すると、低いレートではカクカクした動きになるところが、120fpsで撮影したものはスローになってもゆっくり滑らかな動きを見事に再現しています。
動画制作においてフレームレートの知識は持っていて損はないはずです。よりリアルで滑らかな動きを動画で実現させようと思うと、解像度だけではなくフレームレートの調整も大きな違いをもたらすのです。高フレームレートで撮影した動画では、再現度の可能性がさらに広がります。YouTubeでもさらにフレームレートを意識した動画が登場するでしょう。