近年、AI技術が驚異的に発展して、実務レベルで活用が可能となりました。特に、ChatGPTに代表される生成AI(Generative AI)は、こうしたブログ記事の文章案や、プレゼン資料の構成案、企画のアイデア出し、といった業務を効率化してくれる、いま最も身近なAIと言えるのではないでしょうか。
動画制作の領域においても、AI活用が進んでいて、「動画生成AI」をサービスとして提供する企業も登場しています。私が調べた限りでは、海外を中心におよそ30のサービスが動画生成AIに該当し、その多くが、入力したテキストから動画を生成する技術です。
ただ、ひと括りに動画生成AIと言っても、入力したテキストにイメージがマッチする画像をつなぎ合わせた動画を作成できるもの、入力したテキストをアバターが読み上げる動画を作れるもの、完全にオリジナルな動画を作れるもの、など生成される動画には違いがありそうです。
そこで、動画生成AIで何ができるのか、パート1の今回の記事では、AIビデオ作成プラットフォーム「Synthesia」を例にご紹介します!
AI ビデオ作成プラットフォーム「Synthesia」
Synthesiaは、ロンドンに本社を置く2017年創業のソフトウェア開発企業です。AIを活用して、誰もがカメラ、マイク、スタジオを使わずに動画を作成できるようにすることで、コンテンツ作成のプロセスを根本的に変える、というミッションを掲げています。
早速、フリートライアルでSynthesiaを使ってみました。
Synthesia:https://www.synthesia.io/
以下のトップ画面「Create a free AI video」からフリートライアルを試してみます。
「Create a free AI video」をクリックすると以下の画面になり、作成する動画のテンプレートの選択と、テキストの入力ができます。「SYNTHESIA DEMO」を選択して、日本語で例文を入力します。
「Generate Free AI Video」をクリックすると、名前、アドレスの入力を求められます。入力後、「Generate Free Video」をクリックすると、生成した動画がメールで送られてきます。
5分ほどで「Your AI video is now ready」というメールで生成した動画が届きました。
今回はフリートライアルのため、アバターと背景は選択できませんでしたが、実際は、140以上のアバター、60以上のテンプレート、から選択可能で、自分専用のアバターも作成可能のようです。
動画生成AIの可能性
このような、リアルな人間と見た目がほとんど変わらないアバターに、自由なテキストを読み上げさせることが可能な動画は、研修などインナー向けの動画で活用が考えられそうです。
時間と労力をかけずに、効率的にコンテンツを量産することが重要な用途においては、こうした動画生成AIが活躍する日も近いのかもしれません。
動画生成AIを使うものと、制作会社に依頼するもの、という区別がなされる未来においては、動画を視聴するまでの文脈設計や、視聴体験の向上、といった企画・演出のプランニングが今まで以上に重要なポイントとなりそうですね!
モバーシャルでは、動画の依頼の仕方がわからない、動画の活用方法がわからない、といったお悩みに対して、ブログを通じた情報発信や、最適な活用プランのご提案を行っています。お悩みの際は、ぜひお問合せください。
<動画制作・動画活用に関するお問い合わせ>