ジェネレーターとは?
ジェネレーターとは、機械的エネルギーから電力を作ることができる機械のことです。
室内での撮影であれば、電源があるので問題ありませんが、外での撮影では電気を供給する
術がありません。電源供給できない場合、電力を発電する必要があります。そこで利用され
るのがジェネレーターです。
ジェネレーターのメリットは?
映像制作の現場においてジェネレータを活用するメリットは、
・照明のための電力になる
・現場で編集作業が行える
など、たくさんのメリットがあります。
しかし、従来のジェネレータでは騒音や排気ガス、ガソリンなどが必要となり、不便さが先
立つものでした。近年では発電機にも様々なものがあり、発電機よりも音が静かな蓄電型電
源といったものも登場しています。
動画制作における活用事例
野外ロケ撮影において生命線とも言えるのが電源の確保です。そこで活用されるのが、大容
量発電を可能とする「ガソリン発電機」、蓄電型の「ディープサークルバッテリー」、自動
車のシガーソケットやバッテリーから電源を取る「インバーター」です。それぞれに
メリットやデメリットがあるので覚えておきましょう。
■ガソリン発電機
得られる電気が大容量であり、設営も手軽というメリットがありますが、音がうるさく、安
全管理などにも専門知識が必要であるというデメリットがあります。高光度照明設備など
の、大量の電気が必要となるような野外撮影向きの方法と言えるでしょう。
■ディープサークルバッテリー
音が静かであり、ガソリンの臭いもしないというクリーンさがメリットです。一方、充電に
時間がかかってしまうため、長時間の野外ロケには向きません。スケジュール調整や、予備
の発電手段を用意することでデメリットを緩和することもできます。
■インバーター
そもそも自動車がなければ発電ができませんし、知識を持たずに使用すると危険を伴いま
す。しかし、機器そのものが発電をするわけではないため、設営が非常に手軽で、持ち運び
も容易だというメリットがあります。