宅配寿司業界日本一の「銀のさら」。自宅にいながら美味しいお寿司が
食べられることから、子どもからお年寄りまで大人気。しかし、それ以
外にも注目を浴びている分野があります。それは、テレビCM。
毎度ユニークなCMを公開し、新作が出るたびに話題になります。
銀のさらは、2012年に350店舗を達成し、2013年には東証マザーズ市
場へ上場しています。味もさることながら、これらの功績には少なくと
もCMが関与しているといえそうです。
2006年に最初に公開されたCMから、話題になったものまでを一挙ご紹
介します。
2006年 銀のさら公式CM【HM BROS.出会い篇(30秒)】
テーマは「めでたい日には、すしを食べよう」。
ロックを聴きながらヘッドバンギングをするノリノリな3兄弟。ふとベラ
ンダに目をやると、同じくノリノリな“まぐろ寿司”の姿が…。そこに駆け
寄り、一緒に踊りだす3兄弟の末っ子。
「わーい弟ができた!」と喜ぶと、「めでたいぜ!銀のさら、取ろうぜ!」
と二人の兄が返します。
強引なめでたさが、銀のさららしさを演出しています。
2007年 銀のさら公式CM【Experiment篇(60秒)】
Adstores銅賞受賞。ACCファイナリストを受賞した作品。
「銀のさら」と銀座の高級すし店「高兵衛」(架空)、どちらを食べたい
か競い合うという内容。GOがかかると、一斉に高兵衛目がけて走りだす
回答者たち。
しかし、行く手には様々な障害が発生します。すると、仕方なく?銀のさ
らに方向転換する人々。さて、結果はいかに…?
2011年 銀のさら公式CM【Bed篇type-B(Web限定45秒)】
テーマは「素材を見極める力を」
一見キレイに見える看護師も、スッピンは酷い有様。悪い部分は、メイク
で簡単に隠せてしまうのです。それはお寿司も同じ・・・。銀のさらは、
選び抜かれた食材だけを使っている、というメッセージが込められています。
このCM、なぜか2015年にバズりはじめたのですが、実は2011年の作品
だったのです。
近年メイクブームが訪れたことが影響しているのかもしれません。
2013年 銀のさら公式CM【秘密篇(120秒)】
アジアパシフィック広告祭銀賞受賞の作品。
テーマは「最高の笑顔は銀のさら」。
隠されたCM撮影の裏側を軸に展開していきます。賢く見える犬はエサに
釣られているし、加工技術がある限り、この世にシワのあるCM女優なん
て存在しない。つまり、何かの手によって完璧は作られているのです。
そして、銀のさらがその手助けをすることも。やる気がなかったり、機嫌
が悪い演者がいるときは、銀のさらのお寿司を提供。すると誰もが笑顔に
なり、最高のコンディションで撮影ができるのです。
2015年 銀のさら公式CM【ビーフ篇(30秒)】
お誕生日は寿司を食べてほしいという切実な願いから誕生したCM。
お誕生日会に焼肉をする友人たち。すると、牛によく似た宇宙人が到来し、
母乳を撒き散らします。焼肉は台無しに…。
数々の個性的なCMを展開し、ユニークなイメージが定着している「銀の
さら」だからこそできた、ある意味雑な作品。
銀のさらの顧客セグメントは、20代〜60代以上までほぼ平均的。お寿司が元々好きな高齢者に加え、こうしたユニークなCMを展開することで若年層の顧客を獲得することに成功しているのかもしれません。今後、どのようなCMが放映されるのか、とても楽しみですね。
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