「真面目だけどわかりやすい」そんなWeb動画を作りたい人は、政府広報オンラインを参考にしよう

 

「あしたの暮らしをわかりやすく」をキャッチコピーに、WEB上で政府の政策や犯罪対策の啓蒙などをしている政府広報オンライン。政府公式のため、度が過ぎたユーモアや過激な内容の動画は当然公開できませんが、様々な工夫を凝らし、固くなりすぎず、見る人にとって飽きない、わかりやすいものにしていることが見て取れます。今回はそんな動画の中からいくつかピックアップしてご紹介します。

「詐欺防止」のPVでは、演技派芸人カンニング竹山が熱演

年々、その被害が拡大する「オレオレ詐欺」に代表される特殊詐欺。その撲滅啓蒙の動画は俳優としても高い評価を受けるお笑い芸人、カンニング竹山さんが主演。

 

だまされないために大切な家族のコミュニケーションを題材に、詐欺被害にあった親子の姿を描きます。胸が切なくなる内容ですが、感動的な音楽や竹山さんのリアルな演技が話題となり、Facebook上でおよそ1000万回再生、いいね数は7万以上とかなり反響がありました。大切な人を守るのは、自分です。

「マイナンバー」のCMでは、親しみやすい芸人・宮川大輔を起用

つづいてはニュースなどでも話題のマイナンバーの広報動画。いまいち制度の内容がピンと来ない、という人も多いこの制度。そのためか、CMにはお茶の間の人気者、宮川大輔さんが起用されています。マイナンバー制度の利便性に、私たちと同じ目線でリアクションをする宮川さんの姿に親しみを感じます。少しでも制度を身近に感じてもらおう、という意識が感じられますね。

災害時の「支え合いマップ」のPVに、レスリング選手の吉田沙保里を起用

災害時の相互扶助の方法をあらかじめ地域で決めて地図にしておく「支えあいマップ」。そのPVに起用されているのはレスリングの吉田沙保里選手。備えあれば患いなし。吉田選手の力強くも優しいイメージが、災害時の助け合いや思いやりの大切さを啓蒙する動画にぴったりです。

「防災共助講座」では人形を使ってわかりやすく

最後はこちらも防災関係の動画。引き続き吉田選手が出演しています。災害時における、地域住民同士の大切さを人形をつかってわかりやすく説明しています。災害が起こった時、それも発生当初は自治体や公的機関による救助などがすぐに完全にいきわたるものではありません。そんな時に少しでも被害を抑えるには個人では限界があります。まずは近隣の住民同士で助け合うことが大事なんですね！