インテルセキュリティグループのマカフィーは11月13日、「2015年のセキュリティ事件に関する意識調査」の結果を発表しました。今年10月までに発生したセキュリティ事象から30件をピックアップしてその認知度を調査しています。結果は次の通りです。
1位…日本年金機構への標的型攻撃で125万件の年金個人情報が流出 60.1%
2位…振り込め詐欺/迷惑電話による被害 56.8%
3位…大手金融機関やクレジットカード会社などをかたるフィッシング 42.1%
4位…米Sony Pictures Entertainmentにサイバー攻撃 37.0%
5位…公衆無線LANのセキュリティ問題 36.9%
6位…Flash Playerの脆弱性 35.3%
7位…全国初、無線LANの「ただ乗り」での電波法違反容疑者逮捕 32.9%
8位…Sony PlayStation Networkのシステム障害 30.7%
9位…IP電話の乗っ取り被害 28.2%
10位…中央官庁幹部のカバン置き引き被害による職員連絡網などの流出 24.9%
(出典:http://www.mcafee.com/jp/about/news/2015/q4/20151113-01.aspx)
2015年は標的型マルウェアによる情報漏えいが目立つ年となりました。個人個人がもっと自分も標的にされる可能性があるという意識を高めなくてはならないということを痛感した1年でした。今年は2020年の東京オリンピックに向け、日本政府も個人の意識改革を促す必要がある年になるといえます。
標的型マルウェアなどのハッキング技術について、当然あまり知識の無い方もいらっしゃると思います。そんな方が観て覚えるハッキングとは何かを示した映画をご紹介したいと思います。
WatchMojo.comが選ぶ映画のハッカートップ10
Top 10 Movie Hackers
映画に登場するハッカートップ10を紹介しています。
10位…Dade ’Zero Cool‘ Murphy(Hackers:邦題「サイバーネット」)
9位…Lyle [aka ‘Napster’](The Italian Job:邦題「ミニミニ大作戦」)
8位…Matthew ‘Matt’ Farrell(Live Free or Die Hard:邦題「ダイ・ハード4.0」)
7位…Kevin Flynn(Tron:邦題「トロン」)
6位…Stanley Jobson(Swordfish:邦題「ソードフィッシュ」)
5位…Cosmo(Sneakers:邦題「スニーカーズ」)
4位…Raoul Silva(Skyfall:邦題「007 スカイフォール」)
3位…Luther Stickell(Mission: Impossible:邦題「ミッション:インポッシブル」)
2位…David Lightman(WarGames:邦題「ウォー・ゲーム」)
1位…Lisbeth Salander(The Girl With the Dragon Tatoo:邦題「ドラゴン・タトゥーの女」)
これらの映画を観ることによりハッカーの怖さを知ることができるかも知れません。