フレームレートとは、動画において1秒間あたりに表示させるフレーム数(静止画像数、コマ数)を指す用語であり、fps(frame per second)という単位で表します。つまり、フレームレートが高いほうがよりきめ細かな映像を撮影できるということになるわけですね。ちなみに、一般的には映画やアニメでは24fps、テレビ番組の場合は30fpsとなっているようです。
カメラの性能が飛躍的に向上している現在においては、高いフレームレートで動画を撮影できるアクションカムをはじめとした高性能のカメラも一般に浸透しつつあります。
アクションカムはフレームレートが重要 120fpsの驚き
この動画でもわかるように、動きのある映像の場合、フレームレートの数値によって映像の見え方が異なる場合があります。フレームレートを高く設定し撮影することを一般的にハイスピード撮影(高速度撮影)と言い、そしてその機能を備えたカメラはハイスピードカメラと称される場合もあります。
ハイスピード撮影 フレームレートごとの比較
この動画では、高フレームレートで撮影できるハイスピード撮影について詳しく解説しています。比較映像もわかりやすく、なかなか興味深い内容です。
ハイフレームレートで撮影した美しいスローモーションの世界
30fpsなど一般的なフレームレートの場合と違い、コマ飛びしないきめ細かなハイフレームレートの映像の場合はスロー再生にしても自然な動きが楽しめるのが特徴です。動画サイトにはそういった、被写体や風景をハイスピード撮影し、そして編集時にスローモーション化したハイフレームレートの動画が様々に投稿されています。
アクアパーク品川のドルフィンパフォーマンス 480fps 24P
こちらはイルカショーのハイフレームレート動画ですが、映像自体がまるで一種のアートのようになっています。水の落ち方って、こんなにバリエーションがあるんですね。
ねずみ花火を接写!ハイフレームレートでのスロー映像!
続いては、なんと2000fpsで撮影したというねずみ花火と線香花火の動画。ねずみ花火がぐるぐると回りながら撒き散らす火花の一つ一つまで鮮明に見え、神々しく思えるほどの華麗さです。線香花火のほうは、ついじっくり見入ってしまうような繊細な映像になっています。
フレームレート960fpsで撮影した雨
ラストは、960fpsというハイフレームレートで撮影した雨の動画です。靴が飛ばす水滴やタイヤの後から追い付いてくるアスファルトの水滴など、普段は見えづらい映像もハッキリ見えます。
フレームレートで動画の印象は変わる
ここで解説・紹介してきたように、動画の撮影・編集時においてフレームレートは意外に重要なポイントとなります。より高品質の動画を制作したい場合は、このフレームレートという部分もある程度意識してみると良いでしょう。