スウェーデン生まれの大型インテリアショップ「IKEA」は、海外各国の他、
日本にも出店されており、国内外共に注目を集める存在です。広々とした店
舗は倉庫のような展示スペースとなっており、スタッフではなくお客さん自
らが商品を棚から下ろして手に取るスタイルが特徴的です。
また、日本では見慣れない大きな店内は、まるでテーマパークのような印象
を与えてくれることから、休日に家族で訪れるスポットとしても評判です。
そんなIKEAスペインが制作した動画が話題となっています。一人のおじい
さんが主役なのですが、IKEAでの買い物をきっかけに、感動的な展開へと
繫がっていきます。
Empieza algo nuevo. IKEA.
動画が始まると、公園のベンチで鳩にエサをやる主人公の老人が登場します。
このエサやりは毎日の日課でした。
しかしある日、同じようにベンチにやってくると、そのベンチには別の老人達
が座っていて、毎日の日課のエサやりができなくなってしまいました。そこで
老人は、IKEAで自分専用の折り畳みチェアを購入し、好きな場所でエサやりが
できるようになります。
さらにはチェアを持って、徐々に行動範囲を広げ、公園に留まらず、世界各国
を旅します。チェアと共に、あらゆる経験を重ね、行動範囲を広げることによ
り、表情が豊かになり、まるで若返っていくような様子は、人々の感動を誘います。
毎日同じ日課を繰り返すのではなく、行動範囲を広げて、あらゆる可能性を探すことで、何か面白いことが起きるのではないかと、今回のIKEAの動画を見ることで感じることができると思います。
些細なことがきっかけでチェアと共に旅にでる老人は、幅広い層の方が共感できる存在なのではないでしょうか。