日本では神社が神道、寺が仏教というように、神社と寺は似ているようでも根本的な部分が異なっています。どちらかと言えば仏教のほうが一般的にはよく知られていますが、実は神道こそが日本の本来の宗教です。
仏教が伝来するよりもずっと以前から神道は日本に存在し、山・川などの自然や、神話に登場する八百万の神々を敬う宗教として太古より今日まで伝えられてきました。その起源は縄文時代にまで遡るとする説もあります。神道では自然と神は一体であるとされ、そして神と人間とを結ぶ具体的な作法・儀式を祭祀としています。いわゆるお祭りですね。その祭祀を行う場所が神社という聖域なのです。
動画でわかる神社での様々な作法
聖域というだけに、本来は神社という場所では作法に習いお参りをするのが正しいかたちと言えますが、その作法について詳しく知る人というのはなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか?以下からは、神社での正しい作法について学べる動画を紹介していきます。
神社参拝・手水の作法を解説してくれる動画
鳥居をくぐり神社へ入ったら、お参りの前に身を清める必要があります。この動画はその際の作法についてわかりやすく解説してくれています。
神社参拝の作法「角館總鎭守 神明社」
寺でお参りする際は拍手は打たないのに対し、神社では二礼四拍手一礼と、その参拝の作法は微妙に異なります。こういった動画で知識を備えておけば、どちらへお参りしても恥をかくことはないでしょう。
神社で行う正式参拝 玉串拝礼の作法
通常のお参りとはまた違う格別な参拝として”玉串拝礼”があり、この動画ではその際の正しい作法について学ぶことができます。神様にお供え物をして自分の気持ちを届けるという格別なお参りですから、こういった作法はぜひとも覚えておきたいですね。
神社にて立礼で玉串拝礼を行う場合の作法
こちらの動画では、立った状態で玉串拝礼を行っています。神社によって形式が異なるので、玉串拝礼をするのならこちらも覚えておくと良いでしょう。
大祓人形(おおはらいひとがた)の書き方と使い方
神社で行う祭祀の一つに”人形祓い(ひとがたばらい)”があります。人形祓いは、厄を人形に移して、神社で人形祓いを執り行うことによって厄払いし運気を上昇させるというものですが、この動画では、その際に使用する人形(ひとがた)の書き方と使い方を学ぶことができます。
日本の仕来りを後世に伝える神社の動画
神社やそれに関連する団体がこういった動画をネット上にアップしているというのは、何だか時代の流れを感じますね。しかし動画はこのようなかたちでも利用できるという、良い例であるとも言えるでしょう。